緑谷出久の暗殺教室23 カルマの時間
[1/8]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
出久達は出久と寺坂を先頭にして進んで5階の展望通路に着いた。
出久「...っ!誰かいる...!」
隠れもせずにじっとしていた。誰もが“敵”だとすぐに理解した。奇襲も狭い通路だから不可能。数を利用できないと考えていると
その敵が素手で窓ガラスを破壊した。
男「つまらぬ。足音を聞く限り…手強いと思える者が1人も居らぬ。精鋭部隊出身の引率の教師もいるはずなのにぬ...だ。どうやら“スモッグ”のガスにやられたようだぬ。半ば相討ちぬといったところか。出てこい」
出久「スモッグ...ガス男の名前か...」
全員敵の前に出る。
寺坂(手で窓にヒビ入れたぞ!?)
木村(でも、そ、それより)
不破(怖くて誰も言えないけど...)
カルマ「”ぬ“多くねおじさん?」
一同(言った!!良かったカルマがいて!!)
グリップ「ぬ、をつけると侍っぽい口調になると小耳に挟んだ。かっこよさそうだからつけてみたぬ。間違ってるならそれでもいいぬ。この場の全員殺してから、ぬを取れば恥にもならぬ」
そう言って男は手をゴキゴキと以上までに音を鳴らす。
殺せんせー「素手...それがあなたの暗殺道具ですか」
グリップ「こう見えて需要があるぬ。身体検査に引っかからぬ利点は大きいぬ。近付きざま頚椎をひとひねり。その気にならば頭蓋骨も握り潰せるぬ。個性ではないから相手を油断させられるぬ」
出久(個性じゃない...純粋な腕力...!奴の手に気をつければ...!)
グリップ「だが面白いものでぬ。人殺しのための力を鍛えるほど…暗殺以外にも試してみたくなるぬ。すなわち闘いぬ。強い敵との殺し合いだぬ。...だが、がっかりぬ。お目当てがこのザマでは試す気も失せたぬ。雑魚ばかり1人で殺るのも面倒だぬ。ボスと仲間を呼んで皆殺しぬ」
出久「させるか!!!」
出久が動こうとした瞬間、カルマが男の携帯を廊下にあった観葉植物で破壊した。ついでに窓にもヒビを入れた。
カルマ「ねぇ、おじさんぬ。意外とプロって普通なんだね...ガラスとか頭蓋骨なら俺でも割れるよ...あとそこの緑髪のあいつも。プロなのに相手の見る目ないね。ていうか、速攻仲間呼んじゃうあたり、中坊とタイマン張るのも怖い人?」
烏間「よせ...!」
殺せんせー「ストップです烏間先生...顎が引けている」
今までのカルマなら、余裕そうに顎を突き出し、相手を見下す構えをしていた...しかし今は違う...目は真っ直ぐ相手を見て、油断なく、正面から相手の姿を観察している。
殺せんせー(...存分にぶつけなさい。高い大人の壁を相手に!)
出久「...っ!」
カルマ「緑谷、手を出さないでよ」
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ