緑谷出久の暗殺教室22 伏魔の時間
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きたいの。ちょっとだけ弾かせてもらっていいかしら?」
ビッチ先生は近くにいた警備員にそう頼むと、1人がフロントに確認を取ろうとした。しかしビッチ先生はそれを防ぐために、腕をそっと触ってその男を上目遣いで他の場所など見させない。
イリーナ「そんな事しなくていいじゃない。あなた達に聞いて欲しいの」
私だけを見なさいと言わんばかりの色気に全員が見入っていた。
イリーナはピアノを弾き始めた。その美しい音色、そして演奏しながら色気を100%引き出している。
その姿を見て、警備員だけでなく生徒達まで曲に魅了されていた。すると警備員から見られないようにイリーナがハンドサインを出した。
イリーナ(20分稼いであげる、行きなさい)
E組一同は隙をついてロビーの突破に成功した。E組は認識した...イリーナ・イェラビッチは世界を股にかけ、ハニートラップの巧み使う殺し屋だと。
烏間「よし。入口の厳しい警備は抜けられた。ここからは客のフリができる」
菅谷「客...って、こんなホテルに中学生の団体客なんているんすか?」
烏間「聞いた限り結構いる。芸能人や、金持ち連中のボンボン達だ。王様のように甘やかされて育った彼らは、あどけない顔のうちから悪い遊びに手を染める」
出久(その中にも個性を使う危険な奴らがいる...気をつけないとな)
殺せんせー「そう。だから君たちもそんな輩になったフリで、世の中をナメてる感じで歩いてみましょう」
殺せんせー言われた通りに殆どの生徒がナメてる感じで歩き始めた。
出久「...逆に違和感感じるのでは...堂々と歩いているだけで十分かと...」
烏間「緑谷君の言う通りだ。それとお前も舐めるな!」
殺せんせーも緑の縞々になって舐めていた...
殺せんせー「ですが、我々も敵の顔を知りません。敵もまた客のフリで襲って来るかもしれない。充分に警戒して進みましょう」
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進んでいくと客とすれ違う時もあったが特に何も起こらなかった。あちらも問題は起こしたくないのだろう。歩いていると少し開けた場所に着いた。
寺坂「入ったら楽勝じゃねーか。時間ねーんだからさっさと進もうぜ」
吉田「そーだな」
寺坂と吉田は烏間の前に出た。すると、向かい側から誰か歩いてくる。
不破「っ!寺坂君危ない!!!」
その言葉と同時に歩いてきた男が何かを出そうとした。烏間はすぐに2人を引っ張って後ろに戻すと、ハスを至近距離で食らってしまった。
出久「殺気なんて感じなかったのに...!」
「なぜわかった?殺気を見せずすれ違いざま殺る…俺の十八番だったんだがな?」
不破「だっておじさん。ホテルで最初にサービスドリンク配った
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