緑谷出久の暗殺教室21 異変の時間
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クを伴います。最も恐れるのは、その間に高速ロケットに詰め込まれて遥か遠くの宇宙空間に捨てられることですが...その点は抜かりなく調べ済みです。24時間以内にそれが可能なロケットは今世界の何処にもない」
そこまで考え抜かれた計算...完敗の意味を表していた...
寺坂「チッ、何が無敵だよ。何とかすりゃ壊せんだろ、こんなもん」
そう言いながら手にした殺せんせーをレンチで殴るが、殺せんせーはビクともしない。
殺せんせー「ヌルフフフフ、無駄ですねぇ。核爆弾でも傷一つ付きませんよ」
当然ながら殺せんせーは余裕である。
カルマ「そっか〜、弱点ないんじゃ打つ手ないね」
そう言うと、カルマは携帯に写していた殺せんせーがエロ本を読んでいる時の写真を見せた。顔を覆えないので見るしかない。
カルマ「そこで拾ったウミウシもひっ付けとくね。あと誰か不潔なオッサン見つけてきてー。これパンツの中に捩じ込むから」
殺せんせー「いやぁぁぁぁ!! 助けてーッ!!」
誰もが呆れている中、出久は...殺せんせーを掴んだ。そして個性を発動させた。
出久「...別にロケットがなくても宇宙に飛ばせれば...!」
杉野「飛ばすって...お前まさか投げる気か!?」
殺せんせー「なるほど。しかしそれはリスクが高すぎる。いくら君の全力でも宇宙までには届かないでしょう。それにその作戦は君の身体を犠牲にする行為...よくありませんねぇ」
出久「...はい」
烏間「取り敢えず皆は解散だ。上層部とコイツの処分法を検討する」
殺せんせー「ヌルフフフフ、対先生物質のプールの中にでも閉じ込めますか?無駄ですよ。その場合はエネルギーの一部を爆散させて、さっきのように爆風で周囲を吹き飛ばしてしまいますから」
殺せんせーの言葉に烏間先生は苦虫を噛み潰したような表情となる。
殺せんせー「ですが皆さんは誇って良い。世界中の軍隊でも先生をここまで追い込めなかった。皆さんの計画の素晴らしさです」
そう言って殺せんせーは烏間先生に連れていかれてしまった。残された生徒は一先ず海から上がることにする。
いつものように暗殺を褒めてくれたが、全員の渾身の一撃を外したショックが空気を支配していた。
そうして異常な疲労感とともにホテルへ戻った。
ホテルに戻ると何人かは異常と言えるくらいぐったりしていた。
千葉「律。記録はとれてたか?」
律「はい。可能な限りのハイスピード撮影で、今回の暗殺の一部始終を」
千葉「...俺さ。撃った瞬間わかっちゃったよ。“ミスった。この弾じゃ殺せない”って...」
律「断定はできません。あの形態に移行するまでの正確な時間は不明瞭なので。ですが
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