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緑谷出久の暗殺教室20 島の時間
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ナイパー。

速水凛香は手先の正確さと動体視力のバランスが良く、動く標的を仕留める事に優れたソルジャー。

出久(...確かに...あの2人は凄い...学ぶべきところが多いな...後でコツでも聞いてみようかな...でも特訓の邪魔に...見るだけならいいかな)

出久はどちらかというと、速水のスタイルが合っているため、出久は速水の銃の扱い方などを確認し始めた。

出久(うーん...やっぱり速水さん自身の才能なのかな...見るだけじゃわからない...)ジーッ

すると速水がその視線に気づいてしまった。

速水(緑谷...!?どうしてこっちをずっと見てるの...!?)パシュ!

ロヴロ「...?珍しく大きく外したな...」

烏間「ああ...」

出久(あれ?どうしたんだろう?速水さんが失敗するのは珍しいなぁ)ジーッ

速水(しゅ、集中できない...)パシュ!

再び外す速水...

速水「み、緑谷...あんまり見ないでほしい」

出久「あっ!?じゃ、邪魔してた!?ご、ごめんね!!」

出久はそそくさと去っていった。

ロヴロ「見られると外すのか...?」

烏間「いや、俺も彼女の射撃を見ていた時があったが、全くそう言う様子はなかった」

千葉「......試すか...」ジッ...

速水「......なに?へんなところでもある?」パシュ!

今度は標的のど真ん中に命中させた。

千葉「いやなんでもない......ふっ、そういうことか」



その後もロヴロによる指導で個人のレベルが上がっている中、渚がロヴロに質問するために向かった。

渚「...ロヴロさん。ロヴロさんが知ってる中で、1番優れた殺し屋ってどんな人なんです?」
 
ロヴロ「...興味があるのか?殺し屋の世界に」
 
渚「あ、いえ、そういう訳じゃなく...」
 
ロヴロ「そう呼べるのはこの地球上にたった1人。この業界にはよくある事だが...彼の本名は誰も知らない。ただ一言の仇名で呼ばれている...
 

曰く、“死神”と...」
 
渚「!」

ロヴロ「神出鬼没、冷酷無比...夥しい数の屍を積み上げ、”死“そのものと呼ばれるに至った男。君たちがこのまま殺しあぐねているのなら...


いつかは奴が姿を現すだろうな..」

出久「...どんな相手も殺せる実力を持つ殺し屋...」

渚「あれ、聞いてたの?」

出久「盗み聞きしてごめん...すごく気になる話をしてたから...殺し屋って陰に潜んでいても、ヒーロー...もしくはヴィランよりも目立つ人がいるんだな...って」

ロヴロ「そうだな......そういえばお前はヒーローを目指していたな。ふむ...ヒーロー社会と殺し
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