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緑谷出久の暗殺教室19 夏の時間
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出久以外(み、緑谷(君)が言うと威力あるな...)


岡島「お前のトラップと同じだよ倉橋。獲物が長時間夢中になるよう研究するだろ?」
 
倉橋「う…うん」

出久「一緒にしちゃダメだと思うけど...!?」
 
岡島「俺はエロいさ。蔑む奴はそれでも結構。だがな、誰よりエロい俺だから知っている。

”エロは、世界を救える“って」

岡島以外(なんかかっこいい!?)

岡島「殺るぜ。エロ本の下に対先生弾を繋ぎ合わせたネットを仕込んだ。熱中してる今なら必ずかかる...!誰かこのロープを切って発動させろ!俺が飛び出してトドメを刺す!」
 
どんなものでも研ぎ澄ませば刃になる。岡島のエロの刃が、殺せんせーを...?
 
すると、突然殺せんせーの目がみょーんと伸びた。
 
岡島「デ、データに無いぞ!?あの顔はどんなエロを見た時だ!?」

出久「いや...あれは何かを見ている...?」

殺せんせー「ヌルフフフ。見つけましたよ」
 
殺せんせーは触手を伸ばして、少し遠くの木から何かを取った。
 
殺せんせー「ミヤマクワガタ...しかもこの目の色!」
 
殺せんせーの言葉を聞いた瞬間、倉橋が殺せんせーの元へ飛び出した。男どもは意味がわからず固まる。
 
倉橋「白なの!?殺せんせー!!」
 
殺せんせー「おや倉橋さんビンゴですよ」
 
倉橋「すごーい!探してたやつだ!」
 
殺せんせー「ええ!この山にもいたんですねぇ」
 
岡島「あぁ......あとちょっとだったのに...!」
 
前原「なんで喜んでんのかさっぱりだが…巨大カブトと女子中学生がエロ本の上で飛び跳ねてんのは...」

出久「...帰ろうかな...」
 
殺せんせー「えっ!?あっ...!!超恥ずかしい.....


男子の存在がバレたため、殺せんせーの前に出てきた。殺せんせーは反省するかのように口を開いた。

殺せんせー「面目ない...教育者としてあるまじき姿を...本の下に罠があるのは知ってましたが、どんどん先生好みになる本の誘惑に耐えきれず...!」
 
岡島「すんなりバレてた!?」
 
杉野「なぁ倉橋、ミヤマクワガタだろ?ゲームとかじゃオオクワガタより全然安いんじゃ?」
 
倉橋「最近はミヤマの方が高い時が多いんだよ。まだ繁殖が難しいから...この子サイズ大きいから、2万円はいくかもね〜」
 
杉野「2万!?」
 
殺せんせー「おまけによーく目を見て下さい。本来黒いはずの目が白いでしょう」

出久「...アルビノ?」
 
殺せんせー「その通り。ホワイトアイと呼ばれ、天然ミヤマのホワイトアイはとんでもなく希少です。学術的な価値すらある。売れば恐らく数十万は下らない..
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