緑谷出久の暗殺教室19 夏の時間
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橋が仕掛けたトラップを見ると、何匹か昆虫が付いていた。その中にはカブトムシもいる。
倉橋「お手製のトラップだよ〜。昨日の夜につけといたんだ。あと20ヶ所ぐらい仕掛けたから、上手くすれば1人1000円位稼げるよ〜」
杉野「おお!バイトとしちゃまずまずか!」
倉橋(探してたアレが来てるといいな〜)
出久「凄いね倉橋さん、こういうのは知らなかったよ」
倉橋「えへへ〜、どんどん頼ってもいいんだよ〜?」
倉橋は先ほどよりも出久に密着した。出久は顔を赤くして口をぱくぱくさせた。
前原(そういえば倉橋と矢田って、ビッチ先生に弟子入りしてたな...どうりであんなふうにできるわけだ...)
すると、木の上から声が聞こえてきた。
岡島「フッ。効率の悪いトラップだ。それでもお前らE組か…!!」
杉野「岡島!」
出久(......岡島君エロ本読んでる...ダメじゃない...?)
岡島「せこせこ千円稼いでる場合かよ。俺のトラップで狙うのは…当然百億円だ!」
渚「百億ってまさか!?」
岡島について行き、こっそり草陰から見てみると...
殺せんせー「...にゅやぁ...?」
大量のエロ本の上でエロ本を読んでいて、カブトムシのコスプレをしているにやけ顔の殺せんせーがいた...
出久(うわぁ...)
流石の出久もこの光景には引いた。
杉野「あれで擬態しているつもりかよ...嘆かわしい...」
岡島「かかってるかかってる。俺の仕掛けたエロ本トラップに!」
出久(うわぁ...)
渚(緑谷君の顔が...)
倉橋(過剰な下ネタとかは苦手なんだね〜純粋なんだ、やっぱ)
岡島「どの山にも存在するんだ。エロ本廃棄スポットがな。そこで夢を拾った子供が大人になって本を買える齢になり...今度はそこに夢を置いていく...!!終わらない夢を見る場所なんだ...!!!
丁度いい。手伝えよ!俺たちのエロの力で覚めない夢を見せてやろうぜ!」
パーティが致命的にゲスくなった瞬間である。
岡島「随分研究したんだぜ?あいつの好みを。俺だって買えないから拾い集めてな」
渚「巨乳なら何でもいいんじゃ...?」
岡島「現実ではそうだけどな。エロ本は夢だ。人は誰しもそこに自分の理想を求める。写真も、漫画も、僅かな差で反応が全然違うんだ」
そう言って岡島はスマホを見せてきた。1ヶ月間のエロ本の反応を細かく写真で撮っていたのだった...
渚「…えぇ...1ヶ月間本を入れ替えてつぶさに反応を観察してたんだ...」
杉野「渚も引いてんじゃん...ていうか大の大人が1ヶ月連続で拾い読むなよ…」
出久「...嘆かわしい
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