暁 〜小説投稿サイト〜
暗殺教室 in Hero
緑谷出久の暗殺教室19 夏の時間
[3/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
橋が仕掛けたトラップを見ると、何匹か昆虫が付いていた。その中にはカブトムシもいる。
 
倉橋「お手製のトラップだよ〜。昨日の夜につけといたんだ。あと20ヶ所ぐらい仕掛けたから、上手くすれば1人1000円位稼げるよ〜」
 
杉野「おお!バイトとしちゃまずまずか!」
 
倉橋(探してたアレが来てるといいな〜)

出久「凄いね倉橋さん、こういうのは知らなかったよ」

倉橋「えへへ〜、どんどん頼ってもいいんだよ〜?」

倉橋は先ほどよりも出久に密着した。出久は顔を赤くして口をぱくぱくさせた。

前原(そういえば倉橋と矢田って、ビッチ先生に弟子入りしてたな...どうりであんなふうにできるわけだ...)
 

すると、木の上から声が聞こえてきた。
 

岡島「フッ。効率の悪いトラップだ。それでもお前らE組か…!!」
 
杉野「岡島!」
 
出久(......岡島君エロ本読んでる...ダメじゃない...?)

岡島「せこせこ千円稼いでる場合かよ。俺のトラップで狙うのは…当然百億円だ!」

渚「百億ってまさか!?」

岡島について行き、こっそり草陰から見てみると...

殺せんせー「...にゅやぁ...?」

大量のエロ本の上でエロ本を読んでいて、カブトムシのコスプレをしているにやけ顔の殺せんせーがいた...

出久(うわぁ...)

流石の出久もこの光景には引いた。

杉野「あれで擬態しているつもりかよ...嘆かわしい...」

岡島「かかってるかかってる。俺の仕掛けたエロ本トラップに!」

出久(うわぁ...)

渚(緑谷君の顔が...)

倉橋(過剰な下ネタとかは苦手なんだね〜純粋なんだ、やっぱ)

岡島「どの山にも存在するんだ。エロ本廃棄スポットがな。そこで夢を拾った子供が大人になって本を買える齢になり...今度はそこに夢を置いていく...!!終わらない夢を見る場所なんだ...!!!

丁度いい。手伝えよ!俺たちのエロの力で覚めない夢を見せてやろうぜ!」
 
パーティが致命的にゲスくなった瞬間である。

岡島「随分研究したんだぜ?あいつの好みを。俺だって買えないから拾い集めてな」
 
渚「巨乳なら何でもいいんじゃ...?」
 
岡島「現実ではそうだけどな。エロ本は夢だ。人は誰しもそこに自分の理想を求める。写真も、漫画も、僅かな差で反応が全然違うんだ」

そう言って岡島はスマホを見せてきた。1ヶ月間のエロ本の反応を細かく写真で撮っていたのだった...
 
渚「…えぇ...1ヶ月間本を入れ替えてつぶさに反応を観察してたんだ...」
 
杉野「渚も引いてんじゃん...ていうか大の大人が1ヶ月連続で拾い読むなよ…」

出久「...嘆かわしい
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ