緑谷出久の暗殺教室18 授業参観の時間
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あっ、これは聞かない方がいいですねぇ。出久を好きになってくれてありがとうとは言っておきます...出久は昔からどうも鈍いところがあって...」
渚(鈍いと言っても...)
茅野(鈍すぎるような...)
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午後の授業でも引子は参加して
引子「...せっかく解いたんだから手を上げないの?」
カルマ「えっ、まあ別に」
殺せんせー「カルマ君は手を上げて発言するのが恥ずかしいんですよぉ〜」
カルマ(あのタコ...!)
引子「大丈夫よ〜恥ずかしくなんてないからね?」
カルマ「...っす」
菅谷(緑谷のお母さん強え!)
三村(あのカルマを抑えるなんて!)
前原(しかも常時笑顔だから母性が溢れている!!)
寺坂「くっ...ぶふっ...!」
カルマ「...ねー...あの寺坂が答え出せたそうですよ?」
引子「あら」
寺坂「ぶっ!?て、てめえ!!」
引子「寺坂君できたの?」
寺坂「いや、あの...えっと...ですね...」
木村「かつてのガキ大将も肩なしだな...」
岡島「俺らも勝てる気しないけどな...」
放課後...授業参観が終わり、全員で下校していると、本校舎からも親と子が...
「あら...あれはE組の親御さん...ぷっ...」
「可哀想に...出来ない子がいて...」
親達はE組、いや引子を見て笑ったが、本校舎生徒はE組に負けているため苦笑いをしているだけだ。
E組生徒が引子に申し訳なく感じていると、引子が一歩前に出て、
引子「失礼ですが、E組のみんなの事をよく知りもしないで勝手なことを言うのはやめてもらえませんか?」
「は、はぁ!?い、E組のくせに」
引子「知ろうともせずに好き勝手言うのが本校舎の生徒の親なんですか...?」
「っ〜!!!」
引子は鋭い目つきで反抗する。本校舎の親たちは、引子の気迫に押され、子と共に早足で帰っていった。
引子「私はE組の括りにされても決して恥ずかしく思わない...みんな行きましょうか」
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磯貝「すいません...俺らのせいで...」
引子「いいのよ。気にしないで」
渚「...強いんですね」
引子「私が?...まだまだ...出久が強くなろうと毎日頑張ろうとしているから、その出久に恥じない親になろうとがむしゃらなだけよ。さっきのだって...き、緊張してたから...」
引子は冷や汗をかいていた。
出久「ありがとうお母さん...」
引子「...いいのよ...」
似たもの同士の親子...E組の生徒は今日のことは決して忘れないと決めたのだった。
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そして終業
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