緑谷出久の暗殺教室15 寺坂の時間
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んで...ダメだ個性を使って動か...)ぐぅぅ!!」
イトナ「さあ兄さん、どちらが強いか決めよう」
そしてイトナの触手が殺せんせーを襲う。以前よりも強く、速く、鋭く...
シロ「触手の数を減らしてその分スピードとパワーを集中させたんだよ。それと...早く彼を川から出さないとまずいんじゃないかな?」
殺せんせー「っ!?緑谷君!!」
殺せんせーの後ろでは、涙と鼻水を出して、痛みに苦しんでいる出久がいた...
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ほんの少し時間を戻して...崖の上からは生徒達が殺せんせーの戦闘を見ていた。
片岡「いくらなんでも押されすぎなんじゃ...」
寺坂「水だけのせいじゃねーよ」
磯貝「寺坂!」
寺坂「力が発揮できねーのがお前らを助けたからよ。みろタコの頭上」
頭上には吉田と村松、そしてぽっちゃりが売りの原が触手の射程圏内の枝にぶら下がっており、今にも落ちそうになっていた。殺せんせーは原たちに気を配っているため集中できないのだ。
寺坂「あいつヘビィでふとましいからあぶねえぞ」
磯貝「お前もしかして、今回のこと全部奴等に操られていたのか!?」
寺坂「...あーそうだよ。目標もビジョンもねえ短絡的な奴は、頭のいい奴に操られる運命なんだよ...
だがよ、操られる相手ぐらいは選びてえ...!だからカルマ!てめーが俺を操ってみろや!」
カルマ「へぇ...いいけど死ぬかもよ?」
寺坂「上等だ、こちとら実績あるんだ」
殺せんせー「っ!?緑谷君!!」
殺せんせーの声に一同が下を振り向くと、殺せんせーの陰で倒れている出久を見つけた。
寺坂「なんでだ...!?」
シロ「あの成分はね、殺せんせー...君だけに作ったものじゃないんだ。唯一個性を持っている緑谷出久を危険視して作ったものでもあるんだよ」
殺せんせー「なに!?」
シロ「ただの個性持ちだったら気にしないんだけど、問題は彼の性格だよ。イトナの邪魔になりそうだったからね、この成分には個性因子の動きを少し狂わせるんだ。今日1日は苦しむだろうね...」
茅野「だから具合が悪かったんだ...」
シロ「しかしもっと早くダウンするかと思っていたよ。個性を使えばもっと苦しむのに、流れている時は成分が入った水を飲んでしまったはずだ。それに耐えながらクラスメイトを助け続けたなんて、驚いたよ」
岡野「そんな...!なのに助けてくれたんだ...!」
不破「また無茶して...!」
寺坂「緑谷...!!カルマ!早く俺に指示を!」
カルマ「了解...!」
寺坂「おい!シロ!イトナ!」
シロ「寺坂くん。近くに来たら危ないよ?下がってた方がいい」
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