緑谷出久の暗殺教室13 才能の時間
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、それを本物のナイフで突き刺した。
鷹岡「ただし本物のナイフでなぁ...?」
その条件に生徒達の顔が暗くなった。
鷹岡「殺す相手が俺なんだ。使うナイフも本物じゃなくちゃなぁ」
烏間「よせ!!彼等は人間を殺す訓練も用意もしてない!!」
鷹岡「当てなくていいさ、寸止めでも当てたことにしてやる。でも断ったら俺に永遠服従だ...!(軍隊でもこの手はよく効いたぜ。初めてナイフ持ってビビりあがる新兵を、素手の俺が完膚無きまでに叩きのめす。その場の全員が格の違いを思い知り、俺に心服するようになる...!!)」
そう言ってナイフを烏間の足下に刺した。
烏間(俺はまだ迷っている。地球を救う暗殺者を育てるには……奴のような容赦のない教育こそ必要なのではないのか?……ここに来てから迷いだらけだ。そして、僅かに可能性がある生徒を危険にさらしていいのかも迷っている......だが...)
烏間は可能性のある生徒の元へ向かいながら、殺せんせーの腕の中で痛みに苦しんでいる出久を見た。
烏間「(俺の教育で強くなれたと言ってくれた生徒にこれ以上情けない姿を見せるわけにはいかない...!それにみんな怖がっているがいい目をしている...)渚君...やれるか...?」
生徒達は出久の姿を見て、逃げるのはやめていた。そして烏間が選んだのは渚だった。女子と同等の筋力と腕力しかない渚だった。
渚(...なんで僕を選んだかは分からない...けどこの人が渡してくれるナイフなら信用できる…それに...神崎さんや前原君のこと...許せない…そして...)
出久「ぐぅ...!ま...だ...」
渚「(緑谷君はまだ戦おうとしている...僕が...引き継がないと...!)やります...!」
殺せんせー「緑谷君、あなたの覚悟は渚君が受け継いでくれましたよ...大丈夫。今は休みなさい」
出久「...は、い…」
ナイフを構えた渚はどうすればいいか考えた...考えた末にそしてこれは暗殺と改めて確認し...結論に至った。
渚(殺せば勝ちなんだ...)
渚は通学路を歩くように鷹岡に近づいた。鷹岡を含めて周りのものもその光景を見ているだけだった。そして渚の体が構えている鷹岡の腕に当たった瞬間。
渚はナイフを鷹岡の顔に切り付けようとした。それにギョッと驚いた鷹岡は重心を後ろにした...ここでやっと自分が殺されるかもしれないと分かったのだ。
前からだと防がれるため、後ろに回り
渚「確実に...」
ナイフは鷹岡の首筋にぎりぎりに構えられており、寸止め...つまり渚の勝ちだった。
生徒達は全員渚の勝利に喜んだが、烏間の中では...
烏間(これは間違いなく暗殺の才能...この才
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