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緑谷出久の暗殺教室10 LRの時間
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み物を飲んで、再び口を開いた。

出久「もし諦めたら今まで我慢していたことがなんだったのか分からなくなるから...僕の人生のそのものが分からなくなるから...」

速水「...強いね」

出久「そうかな...E組来てから僕はまだまだだって思うことが沢山だ。僕もまだ弱い」

速水「そんなことはないよ。緑谷は自分の目指すものを持っている。私にはまだ明確なものがない」


出久「きっと見つかるよ。だってそれを学ぶ場所があるから。速水さんがなりたい自分を見つけられるよ。もし困ったら僕も手伝えることがあるなら手伝うよ」


出久の言葉は他人のために何かしたいという優しさに溢れている。それが今自分に向けられている。

速水「ありがと...」


純粋に人を応援する...嫉妬なんかしない。まさにヒーローと呼べる性格。

きっと、神崎が出久と付き合うことになれば、その優しさが神崎のみに向けられる可能性もある。

速水(きっといいカップルになるんだろうな...)

しかし今自分に向けられている優しさは薄まってしまう...独占されてしまう。

速水(彼女とかいたらとことん甘くなりそう...)


同じクラスメイトだからわかる...

人に優しく、手を差し伸べて、他人のために怒る...弱い立場である事を自覚して、同じ境遇で一緒に強くなろうとしてくれる緑谷出久...

速水(緑谷は本当に凄い...)

きっとクラスのマドンナである神崎から告白すれば成功するだろう。

そう思った速水は...



速水(羨ましいな...)

そう自然と思っていることに気づいた。


速水「.........私今なにを...!?」

出久「速水さん...?どうしたの?」


速水「...今日はありがとうっ...!帰るね...!(なんで...!?今緑谷のこと見れない...!!)」

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一方殺せんせーの方では...

映画を見終わり、渚とカルマを服に中に入れてマッハで日本に戻っていた。

殺せんせー「でね!私はどうしてもカップルを成立させたくてですね!」

カルマ「嫌われちゃうんじゃないの殺せんせー?」

殺せんせー「にゅやぁ...」

渚「それに肝心の緑谷君は神崎さんの気持ちに気づいていないし...」

律「そうですね。今日の緑谷さんはどうやら速水さんとファミレスにいたようですし」

全員の携帯電話のデータに侵入している、モバイル律が爆弾発言をした...

殺せんせー(やはり速水さんも...!?ヌルフフフフ...これからの学校生活が楽しみですねぇ!!!)

2人(ゲスイ顔だ...)




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