緑谷出久の暗殺教室9 転校生の時間
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砲台はガムテープで拘束されていた。銃を展開できないため暗殺ができない。
固定砲台「殺せんせー、銃が展開できません。拘束を解いてください。...この拘束はあなたの仕業ですか?明らかに生徒に対する加害であり、それは契約で禁じられているはずですが」
寺坂「違げーよ、俺だよ。どー考えたって邪魔だろーが。常識ぐらい身につけてから殺しに来いよ、ポンコツ」
菅谷「ま、わかんないよ。機械に常識は」
原「授業終わったらちゃんと解いてあげるから」
杉野「そりゃこうなるわ。昨日みたいのずっとされてちゃ授業になんないもん」
出久「...固定砲台さんがみんなと協力する暗殺をすれば、授業中にしなくても、卒業までに暗殺できる可能性を伸ばせるんじゃないかな...?」
固定砲台「協力...協調...分かりません」
杉野「無理だって、機械だぞ」
出久「...(機械でもAIだから成長できると思うけど...)」
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放課後...出久は固定砲台のことをどうにかできないかと考えて、1人残っていた。
出久「固定砲台さん。僕と話せないかな...?」
固定砲台「......なんでしょう。緑谷出久さん」
出久「1人で暗殺するより、みんなで暗殺するっていう事を考えてくれたかな...?」
固定砲台「私には理解できません。それにそもそも必要なことなのでしょうか」
出久「うんそれは必要だよ。まず僕ら1人では確実に倒せない。でもみんなでやれば、その分作戦を多く考えられて実行しやすい。固定砲台さんも僕らそれぞれの考え方を理解していないでしょ?きっと固定砲台さんが考えもしないような作戦を知れるかも」
固定砲台「...」
出久「僕ね、ヒーローが大好きで、ヒーローがどんなふうに事件を解決するかもよく調べるんだ。どんな優秀なヒーローでも必ず他のヒーローとあるいは警察と連携して、確実にヴィランを確保しているんだ。だから協力というのは大切なことだと思うんだ!」
固定砲台「...利点は理解しました。ですがそれをどう学べばいいのか分かりません」
出久「あっ...」
固定砲台「それになぜあなたは私に気を使うのですか?」
出久「...固定砲台さんも僕らと同じクラスメイトじゃないか。姿やレッテルだけで差別されるのは良くない。みんなで固定砲台さんと友達になって仲良くなりたいんだ。きっと固定砲台さんも友達が出来たらきっと楽しい学校生活になると思う」
殺せんせー「ええ、私もそう思いますよ。緑谷君、あとは先生に任せて君は早く家に帰りなさい。親御さんが心配しますよ」
出久「は、はい...また明日固定砲台さん」
そうして出久は帰路についた。
殺せんせー
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