緑谷出久の暗殺教室8 修学旅行の時間 2時間目
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子達も先生もかっちゃんの味方だったからね。唯一の味方はお母さんだけだったかな...」
重すぎる内容に更に固まる生徒。
そしてほとんどの生徒が同じ事を思った。
渚(そんな辛い過去があるのに...なんで緑谷君はこんなにも強くて前を向いていられるんだろう...)
旅館に戻り、出久が殺せんせーの治療を受けている間...男女共に一つの大部屋でさっきのことを話していた...
前原「いくら無個性だからって...俺らも無個性だけどさ、緑谷と同じぐらいにやられたことがあるやついるか?」
誰も首を縦に降らなかった...
中村「ねえ、風呂の時の怪我とか言ってたけどさ...あれって」
磯貝「...所々変色してたり、火傷の跡があったり...酷かった...」
木村「あいつ、まさにガキ大将って感じだったな。寺坂より酷いかも...」
寺坂「ちっ、いくら俺でもあそこまでやるかよ...」ボソッ...
神崎「緑谷君......」
カルマ「虐めていた理由には俺も流石に驚いた...けど、あいつさ...見下した目で見るなって言ってたじゃん?今までで緑谷に負けたことがあるんじゃないかな...」
渚「でも緑谷君はそんな事を...」
カルマ「あっちからしたらじゃない?イジメを受けていたのに、あんな人格者になってるんだよ?普通は卑屈な性格とかになるかもしれないのにさ。マジで緑谷のことすごいって思った...」
イリーナ「...はぁ、どの国にも個性差別ってあるのね...まあ今回の緑谷のやつは周りから見ても結構酷いレベルだけど...」
烏間「...ああ」
すると出久と殺せんせーが戻ってきた...
出久「えっと、殺せんせーのおかげで綺麗になりました。凄いですね粘液」
殺せんせー「そうでしょう?せんせーに不可能はありません」
茅野「ねえ緑谷君、どうしてあんな事やられても、ヒーローを目指し続けられるの...?」
茅野の質問は他の者も知りたかった。十年間も苦しみ続けても、夢を追い続けて、今も強くなろうとするのか...
出久「...僕はね、かっちゃんにいじめられる前から、オールマイトが100人以上を助ける動画を見てたんだ」
不破「あっ、その動画知ってる。結構血とか出てるから小さい時とか無理だったな...」
出久「それを見るのが大好きだった。
オールマイトが人を助けて笑顔にするのが好きだった。
笑顔で助けようとするのがカッコよかった。
オールマイトが今の僕に夢を持たせてくれたんだ。それが僕の人生の始まりとも言える。だから諦めたくなかった...かっちゃんに虐められてもそれが変わらなかった。
今じゃ個性があるからその夢が更に大きくなっ
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