緑谷出久の暗殺教室8 修学旅行の時間 2時間目
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個性の底辺のゴミカスが俺の人生設計を邪魔すんなよ...」
出久「...言いたいことはそれだけ?なら早く戻ったほうがいい。他校同士で問題を起こしたとバレたら厄介だ。僕は何もしないから、かっちゃんも早く帰ってくれ」
爆豪「ちっ...命令するなってるだろうが...ふんっ、忠告はしたからな......!そうだクソナード君...俺からいいアドバイスをやるよ。
来世は個性宿ると信じて高い所から、ワンチャンダイブ!!!」
そう言って爆豪は行ってしまった。出久は爆豪にやられた顔の傷を撫でる。
出久「......変わらないなかっちゃんは...」
そして出久は旅館に戻ろうとすると、幾つもの影が物陰から出てきた。
出久「...っ!...みんな見てたんだ...ごめんね嫌なものを見せちゃって...」
渚「緑谷君...彼は...?」
出久「僕の幼馴染だよ。爆豪勝己って言う。だからかっちゃんなんだ」
前原「あんなのが幼馴染って...!?なんでもっとやり返さないんだよ!」
磯貝「...緑谷の体にあった火傷の跡って、あいつの個性のせいか?」
出久「まあね。ずっと僕のことが気に入らなくて、やられちゃってた」
茅野「幼馴染ってことは本当に小さい時から...」
出久「うん。10年くらい毎日やられちゃってたかな。よくも飽きないよ...」
その言葉に一同が絶句した。あんな最低なやつの虐めを10年間耐えていたとは...いつも穏やかな出久からは考えられない過去だった...
殺せんせー「...緑谷君。正直私は君に危害を加えた彼を放っておきたくありません。でも......これは君自身が終わらせようとしているんですよね」
出久「はい。かっちゃんもヒーロー志望なんです。だからきっと殺せんせーを暗殺した未来でまた会うと思うんです。その時に彼を超えて見せます」
殺せんせー「そうですか...では緑谷君。君のその傷は先生が治しましょう。今まで受けた傷跡も」
出久「ありがとうございます」
岡島「マジかよあれがヒーロー志望!?」
三村「ヴィランの方がお似合いだぜ...」
カルマ「ねえ聞きたいんだけどさ、俺からしたら緑谷って、人をそんなに怒らせたりしないと思うんだ。あんなふうになったきっかけがあるんじゃないかな」
出久「うーん...まあ無個性がヒーロー目指すのが嫌だったんじゃない?」
カルマ「そ、それだけ...?」
出久「うん。あとは僕の存在自体かな」
中村「ちょっ...冗談でしょ...!?他に助けてくれる人は...?」
出久「いなかったな...かっちゃんは成績優秀でスポーツ万能でイケメンだから、他の
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