緑谷出久の暗殺教室6 テストの時間
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たちエンドのE組だぜ?」
三村「テストなんかより、暗殺の方がよほど短なチャンスなんだ...」
出久「えっ...えっ...み、みんな。殺せんせーが僕らのために頑張ってるんだから、応えないの...?」
木村「まあ有難いけどさ...緑谷はヒーローになりたいから頑張るのはわかるけどさ...」
矢田「100億あったらなんでもできるじゃん?」
出久「......そうかな......100億あっても、
なりたい自分になれないと思う」
出久の鋭い言葉がE組に刺さる。反論しようにも、出久は自分達とは違く、立場が同じでも最初から全力で、最後まで諦めていないのだ...
殺せんせー「緑谷君はどうやら持っているようですね...しかしそれ以外に暗殺をする資格はありません...外で話しましょうか、全員校庭へ出なさい。烏間先生とイリーナ先生を呼んでください」
顔に罰を浮かべた先生はそう言って、こうして全員が校庭に。
殺せんせー「全員揃いましたね。ではイリーナ先生、プロの殺し屋として伺いますが、あなたはいつも仕事をする時、用意するプランは一つですか?」
殺せんせーがビッチ先生に触手で指差しながら質問した。
イリーナ「いいえ。本命のプランなんて思った通り行くことの方が少ないわ。不測の事態に備えて、予備のプランをより綿密に作っておくのが暗殺の基本よ。ま、あんたの場合規格外すぎて予備プランが全部狂ったけど。見てらっしゃい、次こそは必ず「無理ですねぇ。では次に烏間先生」」
イリーナの言葉を遮りにして、殺せんせーは烏間先生に話を振った。イリーナは歯軋りをしていた...
殺せんせー「ナイフ術を生徒に教える時、重要なのは第一撃だけですか?」
烏間「第一撃はもちろん最重要だが、次の動きも大切だ。強敵が相手では、第一撃は高確率でかわされる。その後の第二撃・第三撃を、いかに高精度で繰り出すかが勝敗を分ける」
前原「結局何が言いたいんだよ...」
殺せんせー「先生方...そして同じクラスメイトである緑谷君は自信を持てる次の手があるから自信に満ちた暗殺者になれる。対して君達はどうでしょう?」
殺せんせーは話しながら自分の体を回転させていた。あまりの速さに竜巻が起こる。
殺せんせー「“俺らには暗殺があるからそれでいいや”と考えて勉強の目標を低くしている。
それは、劣等感の原因から目を背けているだけです。
もし先生がこの教室から逃げ去ったら?
もし他の殺し屋が先に先生を殺したら?
暗殺という拠り所を失った君達には、E組の劣等感しか残らない。そんな危うい君達に、先生からのアドバイスです。
第二の刃を持たざる者は...暗殺者を名
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