緑谷出久の暗殺教室3 カルマの時間
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さっき蹴りに移行した時、意外にスピードとパワーが出せたな...足の方が手より長い...だから靴にナイフを細工すれば...
後でノートにまとめておこう。
倉橋「ねえねえ、ぼーっとしてるけどだいじょーぶ?」
出久「えっ、あ、新しい戦い方の発見ができて、それについて考えてたから...つい」
倉橋「緑谷君ってさ、本当に元A組って感じしないよね」
出久「A組って言っても、ほんの一瞬だし...それに僕は差別されてた側だから、差別とか嫌いなんだよ」
倉橋「緑谷君が差別されてた...?」
出久「ま、まあ...ん?渚君と話してるの誰だ...?」
渚君の方を見ると、赤い髪の男子と話している...仲良さそうだけど...クラスメートかな?
「あれが例の殺せんせー? すっげ。ほんとにタコみたいだ」
「……赤羽業くんですね。今日が停学明けと聞いていました。初日から遅刻はいけませんねぇ」
皮膚の色を紫にして×マークを顔に出している殺せんせーに、反省の色を浮かべている...赤羽君か...
カルマ「あはは。生活リズム戻らなくて。下の名前で気安く呼んでよ。とりあえずよろしく、先生」
殺せんせー「こちらこそ。楽しい1年にしていきましょう」
赤羽君から差し出された手を触手でギュッと握り返し.........殺せんせーの触手が2本ともドロリと溶解した!?
殺せんせー「!?」
驚愕に目を見張る殺せんせー。
そんな彼が一息つく暇もなく、赤羽君は袖口に仕込んでいたナイフをせんせーに刺そうとした...!!
殺せんせーに攻撃を当てたのは初めてじゃないか!?殺せんせーはあんなに離れて...焦っている...!?
カルマ「へー。ほんとに速いし、ほんとに効くんだ。この対先生用ナイフ。細かく切って貼っつけてみたんだけど...」
出久「なるほど...!」
こんな時でも僕はその作戦に感心してしまった。
カルマ「殺せないから“殺せんせー”って聞いてたけど...あっれぇ?せんせーひょっとしてチョロいひと?」
赤羽君は嘲笑うかのようにで顔をわざとらしく覗き込んだ...殺せんせーの顔が赤く...
カエデ「ねえねえ渚。私E組に来て日が浅いから知らないんだけど、彼どんな人なの?」
茅野さんも僕の少し前に編入してきたらしい。僕も気になるので聞くことにした。
渚「1年2年と同じクラスだったんだけど、2年の時に続けざまに暴力沙汰で停学喰らって……このE組にはそういう生徒も落とされるんだ... でも今この場じゃ優等生かもしれない。凶器とか騙し討ちの基礎なら、たぶんカルマくんが群を抜いてる...」
あんな出来事があったが6
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