【プロローグ】新暦65年から94年までの出来事。
【第2章】StrikerSの補完、および、後日譚。
【第11節】背景設定2: ミッドの地理と歴史について。(後編)
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通の要衝であり、「北の大運河」に面した南側の土地には、幾つもの港湾都市が並んでいます。
また、首都クラナガンの「中央ターミナル」からは、ベルカ自治領の入り口まで(大運河の下をくぐって)一直線に「快速レールウェイ」が走っており、ヴィヴィオたちはしばしばこの「中央幹線」に乗り、一時間以上かけてベルカ自治領の南端部にある「聖王教会本部」を訪れていました。
(一般車両用の「中央幹線道」もまた、この線路の西側を並走する形で首都と自治領とを一直線につないでいます。また、この作品では、St.ヒルデ魔法学院の「本部キャンパス」も、ヴァゼルガム地方の中央部、この「中央幹線」および「中央幹線道」の沿線にあるものと考えておきます。)
一方、トゥヴァリエ地方では、広大な森林の中に(首都圏地方やクヴァルニス地方やザスカーラ地方などでもよく見られる種類の)堅固な岩盤でできた「ドーム状の丘」が点在しており、かつてファビアが祖母とともに暮らしていた「魔女の家」も、その森の奥にあります。
また、「北東区画」の南西部(トゥヴァリエ地方の東隣)にはザスカーラ地方(ダールグリュン家やサラサール家などの所在地)が、「東の大海廊」に面した中東部には人口の多いリガーテ地方(アイシスの故郷)があります。
次に、「東部区画」の中央部には〈ゆりかご〉が眠っていた「ほぼ無人の」自然保護区であるオルスタリエ地方があり、その北側にはベガティス地方(後述)が、南側にはセレムディ地方(後述)が、西側にはかつて「スカリエッティの研究所」が存在していたゲランダン地方があります。
【なお、セレムディ地方は、シャーリーやグリフィスや、後に述べるエトラ・ヴァグーザの生まれ故郷であり、また、「いろいろな世界からの移民」やその子孫たちが、意外なほど数多くバラバラと住んでいる地方でもあります。
(エトラについては、「プロローグ 第7章」を御参照ください。)
また、新暦93年には「なのはの娘たち」が初めてベガティス地方の陸士245部隊に配属され、翌年には、それなりの活躍をするのですが……その件に関しては、「プロローグ 第10章」を御参照ください。】
なお、「南東区画」の南岸部の西側にあるアラミィ地方には、早くから〈最初の人々〉の分派が住み着き、それから数百年後には(今から二千年以上も前には)彼等はその土地の気候風土に根差した「独自の文化」を形成するに至りました。
しかし、その土地の気候風土は「偶然にも」日本列島の太平洋岸の気候風土と酷似していたために、結果として、アラミィ地方の伝統文化は「意外なほど」日本の(南方系の)伝統文化とよく似た代物になりました。
実のところ、今では首都圏地方でも時おり見られる「高床式の木造建築、板張りの床に畳を敷く習慣、食事に箸を用いる
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