暁 〜小説投稿サイト〜
魔法戦史リリカルなのはSAGA(サーガ)
【プロローグ】新暦65年から94年までの出来事。
 【第2章】StrikerSの補完、および、後日譚。
【第11節】背景設定2: ミッドの地理と歴史について。(後編)
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ったため、彼女も号天系の血筋を強く受け継いでおり、(従姉(いとこ)のリンナと同様に)紫系の髪になっています。
【また、メガーヌとルーテシアも、実際には「単なるベルカ系」ではなく、号天系の血筋をもかなり色濃く受け継いでいた、という設定で行きます。】

 一方、リンディやセイン、マリエルやラッドのような緑色の髪は、おおむね「ファストラウム系」か、さもなくば「ヴァイゼン系」です。
 ただし、両世界とも、多数派はミッドと同様、(ヴァイスやラグナ、アルトやトーマのように)「茶色ないしは黒」であり、緑色の髪は割と少数派のようです。

【一般には、『ファストラウムやヴァイゼンにおける緑色の髪は、「今から1400年あまり前に滅び去った〈無4ゲボルニィ〉からの大量の難民」に由来する特殊な形質だ』などとも言われていますが、詳しい事実関係はよく解っていません。
(ゲボルニィからの難民は、相当な人数がゼナドリィにも渡ったはずなのですが、ゼナドリィには古来、緑色の髪の人間など一人もいませんでした。あるいは、同じゲボルニィ人の中にも「人種の違い」のようなものがあったのでしょうか。)
 ともかく、この作品では、『リンディやセインは、ファストラウム系の血を、マリエル・アテンザやラッド・カルタス(陸士108部隊で、ギンガの上官だった二等陸尉)は、ヴァイゼン系の血を、それぞれ色濃く受け継いでいる』という設定で行きます。】


 なお、ヴェロッサ・アコースに関しては、『彼は査察官になって以来、日常的に髪を染めて生活をしている』という設定で行きます。
 彼も血筋の上ではベルカ北方系の人間なので、本当はもっと淡い色合いの(アインハルトと同じような銀緑色の)髪をしているのですが、査察官はしばしば正体を隠して行動しなければいけないので、彼は「ちょっとした変装」のつもりで、普段から髪を濃い緑色に染めているのです。
(時には、必要に応じて、もっと違う色に染めることもあるようです。)



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