【プロローグ】新暦65年から94年までの出来事。
【第2章】StrikerSの補完、および、後日譚。
【第11節】背景設定2: ミッドの地理と歴史について。(後編)
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河によって外海と直接につなげられていたため)海面上昇によって大幅に拡張されたモノで、今では「南北が120キロメートルあまり、東西が400キロメートルほど」にも達しています。
また、現在では、この「内海」の東端部と西端部からさらに東西へと伸びた「幹線運河」が、それぞれ100キロメートルほど進んだところで南北に分かれ、そのまま「北の大運河」と「南の大運河」にまでつながっています。
そのため、この「内海」へは、東西どちらの「大海廊」からも、南北いずれかの「大運河」と「幹線運河」とを経由して、たとえどれほどの大型船であったとしても、直接に乗り入れることができます。
(ミッドでは伝統的にテロ対策の一環として、地球で言う「ジェット機」や「ドローン」がすべて禁止されているため、現在でも、海路は「物資や人員の運搬」にとても重要な役割を果たしているのです。)
【なお、「大海廊」の幅は、最も狭い箇所でも軽く6キロメートルを超えているのですが、幅2キロメートルたらずの「中央ライン」の部分(海面上昇が始まる以前から「大陸縦断運河」として機能していた部分)を除くと、その水深は、当然ながら、最大でも20メートルほど、大半の場所では数メートルしかありません。
そうした「浅さ」のため、大海廊の「局所的な水位」は、意外なほど暴風や豪雨の影響を受けやすく、また、外海と直接につながっているため、「二つの衛星による複雑な潮の満ち引き」や海流などの影響も受けやすくなっています。
同様の理由によって、「大運河」や「幹線運河」や「内海」もまた、それらの影響を受けやすくなっており……要するに、「条件さえ揃えば、たとえ内陸部でも意外なほど波が高くなる構造」になっています。
StrikerSのアニメ最終話における「後日譚」の部分でも、スバルが活躍するシーンとして「海難事故」の現場が描写されていましたが、ミッドの「内海」では、この種の海難事故が全く後を絶ちません。
波が高くなる原因は、基本的に『広さの割には、水深が浅い』という構造上の問題なので、なかなか「抜本的な対策」を立てることができないのです。
(言うまでもなく、レスキュー活動は「対症療法的な対策」でしかありません。とても嫌な言い方になってしまいますが、スバルたちがいくら人命救助に励んでも、「事故による犠牲者」が減るだけで、「事故そのもの」が減る訳では無いのです。)】
さて、この東西に伸びた内海と幹線運河によって、「中央区画」は南北にほぼ等分されているため、この「中央区画」だけは例外的に(九個ではなく)大きく六個の「地方」に分けられています。
内海の北側には(西から順に)フォルガネア地方、タナグミィ地方(広義の首都
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