【プロローグ】新暦65年から94年までの出来事。
【第2章】StrikerSの補完、および、後日譚。
【第10節】背景設定2: ミッドの歴史と地理について。(前編)
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に巨大な勢力となっている原因のひとつでもあります。)
【なお、〈九世界連合〉の時代には、他の五大陸にもようやく「自然保護隊の駐留地」など、最低限の施設が築かれました。
また、統合戦争の時代になると、第二大陸の北東部にだけは、限定的に「資源供給特区」が設置され、木材の伐採や地下資源の採掘なども行なわれるようになりました。
したがって、今では第一大陸以外の五大陸も決して「完全に無人」という訳では無いのですが、いずれも人間の活動は最低限に抑制されており、中央政府の政策論争でも「資源供給特区の閉鎖と原状回復」がしばしば提案されている、といった状況です。】
ただし、その反動として(?)ミッド人は〈第一大陸〉だけは、自分たちの都合に合わせて随所で地形を大改造しました。
巨大な運河を掘って「内陸湖」と外海をつなぐ一方で、山を削り、海を埋めて、元々なだらかな地形が多かったその大陸を、さらに平たく伸ばし、何かと使い勝手の良い「低地」ばかりを拡げてゆきます。
しかし、旧暦260年代から始まった「温暖化」で海面が20メートルほど上昇した結果、それらの「低地」はあらかた海に沈んでしまいました。
その結果、ミッドの〈第一大陸〉は、今や「運河や水路」が内陸部にまで隈なく張り巡らされたような地形となっており、特に〈中央部〉・〈東半部〉・〈西半部〉の三領域は、運河と呼んで済ますには少々幅の広すぎる帯状の海、二筋の「大海廊」によって、お互いに完全に分断されてしまっています。
【ごく大雑把に言って、東西の大海廊は、どちらも「南北長が1800キロメートルほど、東西幅は平均12キロメートルほど」といったところでしょうか。どちらも「完全に」ではありませんが、「ほぼ」直線になっています。
また、「南北1800キロメートル」は、惑星ミッドチルダでの緯度に換算すると、およそ16度の距離で、実際に、この〈第一大陸〉はおおよそ北緯28度から北緯44度にかけて(日本で言うと、「奄美大島」の辺りから「国後島」の辺りにかけて)拡がっています。】
【以上、ミッドチルダを「本来は大陸の名前」としつつ、その大陸の中央部(首都近辺)に「港湾施設」があることを正当化するための設定でした。
また、Vividのコミックス第3巻の巻末にある「インターミドル豆知識D」には、(都市本戦の後は)『ミッドチルダ中央部ほか、2つの都市本戦で優勝した計3人で、都市選抜が行われます』と書かれています。
名前は「都市選抜」ですが、これは実際には「ミッドチルダ世界の代表」を決める戦いなので、この点からも、『ミッドにおける人間の居住区域は、全体として「三つの領域」から成り立っている』という状況が伺えます。
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