【プロローグ】新暦65年から94年までの出来事。
【第2章】StrikerSの補完、および、後日譚。
【第10節】背景設定2: ミッドの歴史と地理について。(前編)
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は明らかに〈第1管理世界〉の名称であり、地球が丸ごと〈第97管理外世界〉と呼ばれている以上は、本来は「ミッドチルダ」もまた「世界(独立した一個の惑星)、全体」の名称であるはずです。
私は『この矛盾を何とかしよう』と自分なりに考えて、上記のような設定に辿り着きました。
また、VividおよびForceのコミックスを読んでいると、「ミッドチルダ」という単語が「もっとずっと狭い領域」を指す用語として使われているような気もするのですが……この作品では、ミッドチルダ世界の〈第一大陸〉の総面積を「地球のオーストラリア大陸よりもわずかに広い程度」と想定して、話を進めることにします。】
【なお、他の五大陸について、ごく大雑把に説明すると、以下のとおりとなります。
まず、〈第二大陸〉は、第一大陸の南西方向にあり、赤道を中心に北回帰線(ミッドでは、北緯18度線)のあたりから南回帰線のあたりにまで拡がる「ミッドで最大の大陸」です。面積は第一大陸の4倍あまりで、平地のほとんどを熱帯雨林に覆われた「密林の大陸」となっています。
次に、〈第三大陸〉は、第一大陸の北東方向にあり、概形は「直径の側を北に向けた半円形」です。面積は第一大陸のほぼ2倍ですが、全体的に標高が高く、内容的には「巨大高原と巨大氷河の大陸」となっています。
(ミッドの海面が今なお「わずかながら」上昇を続けているのは、この巨大氷河が極めてゆっくりと溶け続けているからなのです。)
そして、〈第四大陸〉は、第一大陸のはるか南方、南半球の中緯度地帯にあり、面積は第一大陸の3倍ほどです。歴史的に見ると「大陸移動」において長らく孤立していたため、他の五大陸とは生物相が随分と異なっており、(せいぜい鰐のようなサイズの、小型のモノばかりですが)何種類もの竜族が今も普通に生息しているため、一般には「竜の大陸」と呼ばれています。
(当然ですが、生態系保全のため、管理局の「自然保護隊」に属する専門家たちを除いて、人間の上陸は一切許可されていません。)
また、〈第五大陸〉は、第四大陸の東方にあり、南半球の赤道付近から高緯度地帯にまで長々と南北に伸びた「山岳の大陸」ですが、東西の幅がかなり狭いので、面積は第一大陸の2倍たらずとなっています。
この大陸の南端部を形成する火山列島とその延長である海底山脈は、昔からこの惑星上では最も火山活動の激しい地域でしたが、一連の海底火山が莫大な量の溶岩を何百年にも亘って噴出し続けたことによって、ベルカ世界で「聖王戦争」が始まった頃には、とうとう第五大陸は第六大陸と地続きになってしまいました。
その〈第六大陸〉とは、俗に言う「南極大陸」です。概形は「南極点を中心とした、きれいな円形」で、面積は第一大陸のほぼ4倍です。昔は大陸全体が氷床に覆われて
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