【プロローグ】新暦65年から94年までの出来事。
【第2章】StrikerSの補完、および、後日譚。
【第9節】キャラ設定2: リンディ・ハラオウン。
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態度(笑)」を取ることになります。】
また、翌73年には、クライドの母ルシアも30回忌で「祀り上げ」となったので、リンディはまたミッドを訪れ、クロノとともにその儀式を済ませました。
そして、75年8月、アルフの引退から三年余の歳月を経て、犯罪結社〈闇の賢者たち〉はようやく完全に打ち滅ぼされたのですが、その後、組織の内部事情や行動計画などを精査した結果、クロノ の心配はほぼ杞憂だったことが明らかとなりました。
とは言え、それは結果論です。新暦72年の段階では、クロノ提督の判断は『それなりに妥当なものだった』と言って良いでしょう。
また、クロノ提督は、その凶悪な犯罪結社を滅ぼすと同時に、それと「連携」を取っていた別の犯罪組織〈永遠の夜明け〉からも「主敵」として認識されてしまいました。こちらは、〈闇の賢者たち〉ほど狂暴な組織ではないようですが、それでも、用心に越したことはありません。
そうした背景もあって、カレルとリエラは、72年に地球で生まれた後、75年以降も、しばらくはそのまま地球でひっそりと暮らし続けたのでした。
一方、リンディは75年の6月、ミッドで機動六課が本格的に動き始めた頃に、(時系列としては「リリカルなのはStrikerS サウンドステージ01」の直後ぐらいに)「高町家の敷地の東側に隣接した、同じような広さの更地」が売りに出されると、すかさずそれを「私費で」ひそかに購入し、梅雨明けを待って、そこに和風の家屋を二棟、また「私費で」新築しました。
(別棟の方は、高町家の「道場」とよく似た外観の「平屋建て」です。)
そして、犯罪結社〈闇の賢者たち〉も壊滅し、〈JS事件〉も片がついてから、リンディは10月末に今まで住んでいた家を引き払って、正式にそちらへ引っ越しました。
こちらの家には、広い庭が付いているので、カレルとリエラも大はしゃぎです。
(しかも、両家の敷地を分け隔てる壁も、もう部分的に取り払われていたので、カレルとリエラは高町家の庭にもそのまま自由に出入りすることができました。まさに、「家族ぐるみ」の付き合いです。)
続けて、同年11月の上旬、先の「第7節」でも描写したとおり、リンディはみずから〈本局〉に出頭して、〈上層部〉に「転属願」を提出しました。総務統括官の地位すら返上して、このまま正式に「現地駐在員」になりたいと言うのです。
【繰り返しになりますが、現地駐在員とは『何かしら問題のある「管理外世界」に駐在して、現地の住民の間に溶け込み、正体を知られないようにしながら、その世界の監視と〈本局〉への報告を続ける』という「大切だけれど、とても地味な役職」です。】
管理局の〈上層部〉は当初、彼女の「転属願」の予想外の内容に困惑しました。
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