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魔法戦史リリカルなのはSAGA(サーガ)
【プロローグ】新暦65年から94年までの出来事。
 【第2章】StrikerSの補完、および、後日譚。
【第9節】キャラ設定2: リンディ・ハラオウン。
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へ行っている間は、もっぱら一人で「詰所(つめしょ)の番」をするようになります。)

 実を言うと、リンディの気持ちとしては「犯罪組織の手が、カレルとリエラにまで伸びること」を恐れていたと言うよりは、むしろ「この双子が父親の魔力を全く受け継いでいない、という可能性」を恐れて、幼い孫たちがミッドで劣等感に責め(さいな)まれたりすることのないようにと、エイミィの復職後も、もうしばらくは地球で二人の様子を見守ることにしていたのでした。


 また、ここからは、「プロローグ 第2章」よりも少し先の話になりますが……。
 新暦78年の5月末には、リンディ(51歳)は母ディサの「30回忌、祀り上げ」のため、15年半ぶりに、また一人で「三度目の里帰り」をしました。
 聖王教会の正統教義では、『故人の身魂(みたま)は、どれだけ長生きした人でも「30回忌」まで(まつ)れば、それでもう充分だ』ということになっているので、リンディとしては、これがもう「最後の里帰り」の「つもり」でした。
【実際には、リンディは新暦94年にもう一度だけ里帰りをすることになるのですが、その話は、また「第二部」でやります。
(なお、聖王教会の正統教義に関しては、「背景設定10」を御参照ください。)】

 また、同78年の6月末には、犯罪組織〈永遠の夜明け〉もまた、「マグゼレナ本部」をクロノ提督の率いる艦隊によって殲滅され、壊滅的な打撃を受けます。
 そして、同月には、カレルとリエラ(当時、6歳)も相当な魔力の持ち主であることが確認されたため、翌春からは魔法科のある学校に進学すべく、二人は同年の夏休みに、ようやくミッドに転居しました。
 ミッドでは、首都圏での〈マリアージュ事件〉も終わって、いろいろと一段落した後のことです。
(その後も、カレルとリエラは学校が夏休みになる度に、もっぱらアルフの送り迎えで「田舎のお祖母(ばあ)ちゃんの家」に泊まり込みで遊びに来るようになり、その年中行事は二人が「義務教育課程」を修了するまで、八年間も続きました。)
【となると、79年の春には、この二人は揃って初等科の一年生になっているはずなのですが、それでもVividのシリーズに全く登場しないのは、『この二人が「St.ヒルデ魔法学院」とは全く別の魔法学校に(かよ)っていたからだ』ということにしておきます。
(なお、後述のアンナ・ク・ファーリエは、カレルとリエラにとっては「同じ魔法学校の三年上の先輩」ということになります。)】

 いろいろと一段落して、気が抜けたのでしょうか。
 カレルとリエラがミッドに転居した後、78年の暮れには、リンディ(51歳)は珍しく体の調子を崩したりもしてしまいましたが、翌年の「夏休み」に、可愛い孫たちが遊びに来る頃にはようやく復調し、それ以降は、また健康そ
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