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魔法戦史リリカルなのはSAGA(サーガ)
【プロローグ】新暦65年から94年までの出来事。
 【第2章】StrikerSの補完、および、後日譚。
【第8節】新暦76年と77年の出来事。
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ジオと四人の祖父母たち」の10回忌を(おこ)ない、それから、〈無2カルナージ〉に転居して、そこで正式に管理局の「嘱託魔導師」となった。
(はやてがルーテシアの法的後見人となっていた関係で、彼女はこれ以降、もっぱらはやてのために働くようになる。)

【原作では、ホテル・アルピーノなどが建っている「あの場所」がどういう立地なのか、特に説明が無いようですが、この作品では、『あの場所は、北半球の中緯度地帯にあり、「惑星カルナージにおける最大の大陸」からは遠く西方に離れた「絶海の孤島」である』という設定で行きます。
 ただし、「孤島」とは言っても、面積はそれなりに広く、ざっと1万8千平方キロメートルほどあります。
(日本で言うと、ちょうど四国ぐらいの面積です。)
 外形はほぼ南北200キロメートル、東西100キロメートルほどの「(かど)を丸めた縦長の長方形」ですが、プレート運動の関係で島の東岸部には海岸線に沿って「相当な規模の山脈」が南北に走っており、偏西風を受け止めて島内の陸地に多くの雨をもたらしています。
 島の土地は全体として東高西低で「東の山脈」から「西の海岸」に向かって、三本の大きな川がほぼ等間隔で流れており、今は、これらを仮に「北大川(きただいせん)」、「中大川(なかだいせん)」、「南大川(みなみだいせん)」と呼称することにします。

 管理局は「南海岸の中央部あたりから、北へ30キロメートルほど入った場所」に「簡易型の次元港」を設営しました。普通の次元航行船なら発着できるが、物理燃料の補給などは一切できないタイプの簡易施設です。
(最悪の想定として、ルーテシアの召喚魔法が暴走した場合には、『島ごと切り捨てて、大陸の側に対「白天王」用の防衛線を敷く』ということまで考えた上での、立地の選定でした。)
 水に恵まれた島なので、多くの土地が豊かな森に覆われており、また、山脈の中には火山もあるので、豊富な地下水はしばしば温泉となって、島の西側では自然に地上へと湧き出しています。
 なお、ホテル・アルピーノが建っているのは、簡易型の次元港からほんの3キロメートルあまり北側に入った場所で、「南大川(みなみだいせん)の中流部へと合流する支流」のほとりです。
 新暦79年の5月に、ヴィヴィオたちが「川遊び」をしていたのも、この支流です。
(この「川遊び」に関しては、Vividのコミックス第2巻を御参照ください。)
 ホテルを始めとする建築物はみな、その支流が氾濫(はんらん)しても浸水しない土地を選んで建てられているので、あの一帯は周囲に比べてやや高台になっており、そのために、ルーテシアが後に温泉を掘り当てるに際しては、少し深めに掘らなければなりませんでした。】

【なお、細かな話で恐縮ですが、この時点ではまだ、メガーヌにとってもルーテ
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