【プロローグ】新暦65年から94年までの出来事。
【第2章】StrikerSの補完、および、後日譚。
【第7節】新暦75年の11月と12月の出来事。
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続けていたのでしょう。
そう考えなければ説明がつかないほどの素早さで、彼等は(本当に秘密にすべき事柄に関しては、巧妙にそれを隠しながら)状況を的確に説明して人心の混乱を鎮め、とうの昔に(表向きは)「形だけの存在」と化していた〈最高評議会制度〉を正式に廃止し、新たに〈中央評議会制度〉を立ち上げて、一連の法改正をも速やかに断行しました。
【中央評議会とは、時空管理局の新たな「最高意思決定機関」であり、実体としては、「総代」を議長として中将以上の将官によってのみ構成された「三十人議会」です。
「総代」の引退に際しては、大将たちの中から次代の「上級大将」を選出する権限を持ちますが、無論、「中将以上の将官」の全員が「評議員」になれる訳ではありません。】
ミゼットたち〈三元老〉は「形式的に」認められていた自分たちの権限を最大限に活用して精力的にさまざまな「表向きの」制度改革を進める一方で、その裏では『最高評議会の三人が三脳髄と化して、実はつい最近まで生きていた』という事実を徹底的に隠蔽し、その事実の痕跡を完璧なまでに抹消していきました。
三脳髄が潜んでいた、パドマーレ郊外にある「極秘の施設」を丸ごと取り壊した後、不透明な資金の流れを追って、彼等の息がかかった秘密の研究施設などを漏れなく特定し、それらもすべて組織ごと解体し、それらの施設で研究されていた内容も一旦はすべて封印し、『自分たちの研究が何に利用されているのか』など全く知らないままに働いていた研究員たちを、それぞれバラバラに別の部署へと転属させたのです。
【新暦75年の〈JS事件〉の後に、局の内部でさまざまな改革が進んだことに関しては、「リリカルなのはStrikerS サウンドステージ04」や「SSX」を御参照ください。】
こうして、ミゼットたちは予定どおり、76年のうちに大半の問題にケリをつけたのでした。
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