【プロローグ】新暦65年から94年までの出来事。
【第2章】StrikerSの補完、および、後日譚。
【第7節】新暦75年の11月と12月の出来事。
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身しました。
ティアナ「ええ……。あれ、ザフィーラだったの……。(ガックリ)」
ザフィーラ「済まんな、ティアナ。お前があの時の『ティーダの妹』だということは、一目見て解ってはいたんだが……何と言うか、話を切り出すタイミングを逃してしまった」
スバル(何故か、とても嬉しそうな表情で)「ティアナは訓練校時代に『出す当ての無い手紙』とかも、いっぱい書いていたんだよ」
ティアナ「そういうことは、ペラペラ喋らなくていいのよ!(怒)」
キャロ「あ……。そう言えば、私、ザフィーラをモフりながら、独り言のつもりで、いろいろと恥ずかしいコトまで喋っちゃったような気がするんだけど……」
スバル「え? ちょっと待って! それ、私も……」
ザフィーラ「二人とも、安心しろ。あれらは、すべて忘れた、ということにしておいてやる」
キャロ「それって、ホントは忘れてない、って意味だよね!?」
エリオ「(小声で)良かった〜。ボクは、独り言の相手がフリードで」
スバルとキャロ(声を合わせて)「「この裏切り者〜!」」
エリオ「ええ……。いや。突然そんなコト言われても……」
ティアナ(何故この子は馬鹿正直に声に出して言ってしまうのだろう? そんなの、黙っていれば、二人とも気づかないのに……。)
さて、思い起こせば、この年の9月には、〈最高評議会〉の三人組という〈陰の支配者たち〉が唐突に「姿を消して」しまった結果、管理局の内部では相当な混乱が起きていました。
その日、ミッド地上本部では「総指令官」だったレジアス・ゲイズ中将が「謎の急死」を遂げ、〈本局〉でもやはり「管理局総代」だったイストラ・ペルゼスカ上級大将が「謎の自殺」を遂げています。心臓の発作とか、心神の耗弱といった「一応の説明」はありましたが、どちらもあまり説得力のある説明には聞こえません。
『大きな事件の陰で、自分たちの与り知らぬトコロで、何かはよく解らないけど、「何か重大なコト」が起きている!』
当時、多くの局員がそんな「根拠のない感覚」に襲われましたが、当然ながら、局の〈上層部〉からは何の追加説明もありません。
それで、機動六課やクロノ提督らの活躍によって〈ゆりかご〉の脅威が去り、一般市民の生活は平穏を取り戻したにもかかわらず、管理局の内部では「何か得体の知れない不安」が蔓延してしまっていました。
そんな中で、長らく「ただのお飾り」と化していた「伝説の三提督」が、唐突に昔ながらの指導力を発揮しました。
今にして思えば、彼等はもうずっと以前から、『いつの日か、もしも、あの三脳髄がいなくなったら、その時には、こういった制度改革をしよう』という腹案を心密かに抱え
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