【プロローグ】新暦65年から94年までの出来事。
【第2章】StrikerSの補完、および、後日譚。
【第6節】はやて、クロノやゲンヤとの会話。
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実のところ、どの世界にも『混血児』の伝承は存在していないんだ。だから、我々人類と『生物学的に別の種』だったことだけは、多分、間違いないんだろうと思うよ」
はやて「しかし……人間のゲノムに『竜族の遺伝子』を組み込むというのは、さすがに無理なんと違うか? そんなん、スカリエッティでも、よぉやらんやろ」
クロノ「今はまだ大丈夫だろうとは思うが……技術の進歩は凄まじい。いつかは誰かがやらかすことになるんだろうなあ。(予言めいた口調)」
ロッサ「そうそう、スカリエッティで思い出した。つい先日のことだが、〈プロジェクトF〉の利用者を追いかけても、やはり〈永遠の夜明け〉には辿り着いたよ」
クロノ「では、あの組織は、スカリエッティともつながりがあったのか?」
ロッサ「そうだね。『三人の女性技術者が〈プロジェクトF〉を完成させた』という未確認情報もあるんだが……どうやら、そのうちの一人が〈永遠の夜明け〉の関係者だったらしい」
【なお、チンクたちの証言によって、『ドクター・スカリエッティが、フェイトやエリオのことを「プロジェクトFの残滓」と呼んでいた』という事実はすでに判明しています。
また、チンクたちは〈三脳髄〉に関しては何も知らされておらず、ただ『管理局の上層部には「秘密のスポンサー」がいる』とだけ、知らされていたのでした。】
はやて「では、そのうちのもう一人がプレシアさん、ということか? 私は直接の面識は無いんやけど、いろんな意味で、本当にスゴい人やったらしいなあ」
クロノ「ああ。僕も直接に対面したのは一度きりだが……とんでもない魔力の持ち主だったよ。もちろん、技術面でも、紛れもない天才だった。……ただ、本人は、必ずしもそうは考えていなかったみたいだけどね」
はやて「そうなんか?」
クロノ「ああ。事件が終わった後で、彼女の『手記』にざっと目を通したことがあるんだが、誰かしら目標にしていた人物がいたみたいで、『自分の実力では、どう頑張っても「あの人」に届かない』とかいった『涙ながらの、嘆き節』が書かれていたよ」
ロッサ「あれほどの技術の持ち主が、そんなことを?!(吃驚)」
はやて「もしかすると、『自分の頭の中で、歴史上の偉人さんを美化しすぎてもうた』とか……そういった話なんやろか?」
クロノ「さあ、どうなんだろうな。今となっては確認の取りようも無いし、『あの人』というのが誰のことなのかも、ちょっと見当がつかない」
そうして、いつしか食事も終わり、そろそろ「お開き」の時間となります。
クロノ「さて、自分は今後、当分は〈永遠の夜明け〉を追うことになるだろう。〈ゆりかご〉の方は、引き続き『破片の回収作業』を進めさせてはいるが、初動が
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