【プロローグ】新暦65年から94年までの出来事。
【第2章】StrikerSの補完、および、後日譚。
【第1節】JS事件と機動六課にまつわる裏話。(前編)
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て見た〈レリック〉も「管理局システムの崩壊」と大いに関連があることを知ります。
カリムたちは、いよいよ状況が切迫して来たことを覚り、秘密裡に管理局内部への働きかけを強めました。
後日、クロノたちとも協議した結果、表向きの話としては『レリック対策と「独立性の高い少数精鋭部隊の運用実験」を目的として、臨時の特務部隊を設立する』という方向性で話を進めることになります。
(この年の8月には父方祖母ルシアの「30回忌、祀り上げ」があったので、クロノは再びミッド地上を訪れ、そのまま聖王教会本部や〈本局〉にも顔を出していました。)
しかし、管理局〈上層部〉の反応は、今ひとつ鈍いものでした。彼等には「レリックの脅威」がそれほど差し迫ったものであるとは思えなかったのです。
それでも、〈上層部〉の将軍たちは合議の末、『まだ正式に認めた訳ではないが、その新部隊を設立する目的が、新たなロストロギア「レリック」に対する対策であると言うのなら、その部隊は最初から「古代遺物管理部」に所属するのが妥当である』との見解に到り、それをクロノ提督にも通達しました。
(なお、この73年8月の段階で、カリムは管理局で「少将待遇」となりました。)
あくまでも『臨時の部隊の運用実験である』という建前なので、クロノはその名目に合致する人材を事前に用意しておくため、最近になって〈アースラ〉に配属されて来た若手の乗組員たちに『いろいろと資格を取得してから、また戻って来てほしい』と語って有志を募り、何名かの新人たちを「長期研修」に出します。
その中には、当時14歳のルキノ・リリエも含まれていました。後に、彼女はフェイトから推薦される形で機動六課に抜擢されることになります。
(一方、この頃には、シグナム二尉も小部隊を指揮する立場となっており、その部隊からは、後にヴァイスやアルトが機動六課に抜擢されました。)
そして、新暦74年の6月には、三度同様の詩文が現れました。
カリムからの報告を受けて、クロノはいよいよ特務部隊の新設を急ぎ、最早なりふり構わずに母リンディやレティ提督の力まで借りることにします。
そういう次第で、同年の7月には、リンディはまた久しぶりに〈本局〉を訪れました。レティとともに手筈どおり、はやてを連れて、三元老との「お茶会」に臨みます。
そうして、機動六課の設立に関しては、無事に「非公式の支持」を取り付けることができたのですが……困ったことに、三元老の言葉には、ところどころ痴呆の兆候が現れ始めていました。
ミゼット「(はやてに対して)あなたは、確か、何年か前に『とある管理外世界から来た美少女戦士トリオ』として紹介されていた人よね?」
ラルゴ「それ
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