暁 〜小説投稿サイト〜
魔法戦史リリカルなのはSAGA(サーガ)
【プロローグ】新暦65年から94年までの出来事。
 【第2章】StrikerSの補完、および、後日譚。
【第1節】JS事件と機動六課にまつわる裏話。(前編)
[4/8]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
なおさら親近感が()きます。
 そういった経緯で、カリムは後に(ヴェロッサやはやてを通じて)クロノに『いつでも構わないから、訪ねて来てほしい』と伝えました。
 その結果、その半年後(翌68年の3月)に、カリム(21歳)はクロノ(17歳)の来訪を受けていろいろと話し込み、すっかり意気投合したのでした。


 さて、クロノには元々、68年の3月にはミッド地上と〈本局〉とをそれぞれに訪れるべき理由がありました。
 ミッド地上を訪れるのは、大叔母マリッサ(リゼルの母親)の「28回忌・祀り上げ」に出席するためであり、〈本局〉を訪れるのは、新たに「艦長・三等海佐」の辞令を受け取るためです。
 しかしながら、両者の日程には何日もの開きがありました。仕事の方は、すでに「溜まった有給休暇」をまとめて消化するための「年度末の、長期の調整休暇」に入っているので、その数日の間は「するべきこと」が特にありません。
 そんな日程の都合もあって、クロノはカリムからの「お誘い」を受け、ベルカ自治領の聖王教会本部を(たず)ねたのでした。
 クロノにとっては、『アースラが艦長(前任者)の退任を機に〈本局〉のドックで改修を受けている間に、祀り上げの席で「特別休暇を取って、南方の辺境領域から一時的に戻って来たニドルス提督」や「昨年の6月に結婚して、今年の10月には出産予定であるリゼル艦長」や「地球在住の母リンディ」たちと久しぶりに会って話をしてから、後日、聖王教会を訪れてカリムともあれこれ話し合い、その後は〈本局〉に戻って辞令を受け取り、そのまま「改修を終えたアースラ」に新任の艦長として乗り込み、まずは「お(さだ)まりの」巡回任務に就いた』という流れになります。

 また、同68年の翌4月に、はやてが特別捜査官として、管理外世界に流出してしまった「危険なロストロギア」を(ひそ)かに回収するため、〈外75パルゼルマ〉の王立魔法学院・女子中等科への潜入任務に就いた際には、〈アースラ〉は潜入部隊(はやて、なのは、フェイト)の母艦として、惑星パルゼルマの周回軌道上に数日間、ステルスモードで待機し、はやてたち三人が無事にロストロギアを回収して帰艦すると、そのまま彼女たちをそのロストロギアとともに〈本局〉へと移送しました。
【そこで、はやてたち三人が、相手の正体にも気づかぬままに〈三元老〉と「お茶会」をして来たことや、翌69年の10月に、ニドルス提督らが殉職してしまったことは、「第1章 第6節」にも書いたとおりです。】


 一方、なのはやフェイトにとっても、70年代に入ってからは、幾つもの「新たな出逢い」がありました。結果としては、そうして出逢った人々の多くが〈機動六課〉に結集してゆくことになります。
 まず、新暦71年3月、〈第162無人世界〉における「レリック回
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ