それぞれの攻防
[2/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
位クラスの強さを誇ることでエルザを何かと気にすることが多いミネルバ。だが、それは受けて立つ女性も同様だった。
「いいだろう、受けて立つ」
気合い十分な目をして互いに視線を交わす。そしてその横では彼女たちを援護するように互いの仲間がぶつかり合おうとしていた。
「リサーナ様、ここは私がお相手します」
「挑むところ!!」
レオンside
『これは面白い展開になってきた!!分散して一気に敵を減らしに来たのは狩猟豹の頭のムーンとクロノス!!それを迎え撃つのは今競技最強ペアといって過言はないシリルたんとジュビアペア!!さらにはシェリアとサクラも迎え撃つぅ!!』
『それにエルザくんとミネルバくんのこのカードも注目だねぇ』
『最っ高にCOOL!!な組み合わせだぜ!!みんな!!頑張ってくれぇ!!』
ここまで初出場ながら旋風を巻き起こしている狩猟豹の頭、それに対し実力のあるうちと妖精の尻尾がぶつかる形になっている。ただ、この判断が果たして正解なのか俺たちからはわからない。
「シリルとジュビアを相手に一人で戦うのか?」
「ずいぶんな自信だな、おい」
「オオーン」
リオンくんがジュビア姉の名前を妙に強調していたのは置いておいて、この二人に一人で戦いを挑むのは無謀にも思える。ただ、狩猟豹の頭となると話は別なのかもしれない。
「実際どう?あの二人」
「さぁな。まだ大した動きも見せていないし、何とも・・・」
「だよね」
シェリアとサクラに一人・・・これは今までの戦いぶりから見ても可能性がなくはない。問題はシリルとジュビアに一人で・・・ましてやシリルの妄想を消してまで挑むのはよほどの自信か?
「あいつらは気になるが、まずはシェリアたちを応援することだな」
「シェリアとサクラが負けるわけねぇだろ!!」
「キレんなよ、気持ちはわかるが」
二人とも急成長していることもあり今ではギルド内でも一、二を争うほどの実力を有している二人。ただ、彼女の目の前にいる女性にどこか見覚えのある俺は不安感を拭えなかった。
ウェンディside
三ヶ所に別れてのバトルロワイヤルとなっている闘技場。そこでも一際熱気があるのはやっぱりシリルたちのところでしょうか。
「あいつ・・・わざわざシリルを挑発して何がしたいんだい?」
「さぁ?でも考えられるのは・・・」
せっかくシリルに自身の胸を触らせてフラフラ状態にしたのにそれを自ら捨てるなんて何を考えているのかわからない
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ