第162話
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の?)
(未来のサティアさんはまだだけど、ジェダルさん達は既に元の時代に帰したよ。)
ある事を思い出したツーヤは小声でミントに訊ね、ツーヤに訊ねられたミントは小声で答えた。
「それにしても今から向かう並行世界でクロスベルを”エレボニアやカルバードでもなく、結社でもない敵勢力”から解放する為の戦闘が起こっているとの事だけど……”本来の歴史の黄昏を越えた半年後のクロスベル”では一体何が起こっているのかしら……?」
「しかも”黄昏を越えた半年後”ですから、あたし達の世界でも発生する可能性があるという事にもなりますからあたし達にとっても他人事ではありませんからね……」
「……ま、それに関しては今から向かう並行世界に着いた際にわかるだろうが………もしかしてキー坊なら何か知っているんじゃねぇのか?」
「あたし達と一緒にいるキーアちゃんは10年後のキーアちゃんなんだから、並行世界での出来事を経験したあたし達が今の時代のキーアちゃんに話していると思うから、多分知っているんじゃないかな〜?」
不安そうな表情で疑問を呟いたエリィとノエルに静かな表情で指摘したランディはキーアに視線を向け、ランディに続くように推測を口にしたシャマーラもキーアに視線を向けた。
「確かに知ってはいるけど、未来を改変させない為にキーアは基本的に未来の事は言えないってわかっているのに、聞かないでよ〜。」
「え、え〜っと……未来のキーアちゃん、あたしの成長した姿も含めて未来のネタバレを既にそこそこしているよね?」
「まあ、ネタバレと言っても”個人”に留まっていて、クロイス家によるクロスベル騒乱や”巨イナル黄昏”等と言った歴史に残るような大事件のネタバレはしていませんが……」
「というか今から向かう並行世界は私達の世界にとってはある意味”未来の世界”でもあるのですから、今更未来云々を気にする必要はないような気もするのですが……」
疲れた表情で反論したキーアに対してユウナは冷や汗をかいて困った表情で指摘し、エリナとセティはそれぞれ苦笑していた。
「フフ、皆既に戦意は十分のようですね。御子殿、そちらの準備は大丈夫ですか?」
「うん、私の方はいつでも大丈夫。」
「並行世界に行く前に一つだけ確認したい事がある。俺達を並行世界に向かわせるのはいいが、俺達を帰還させる際にお前の力の減り具合によってはある程度の期間を並行世界で過ごさなければならないといった事態にはならないだろうな?」
周囲の様子を見て微笑んだリアンヌは”零の至宝”キーアに確認し、リアンヌの確認に”零の至宝”キーアが頷くとレーヴェが真剣な表情で”零の至宝”キーアに訊ねた。
「それってどういう事?」
「彼女が僕達を並行世界
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