第162話
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での彼らの行動や思考を考えれば、間違いなく彼らの方からリィンさん達の同行を申し出るはずなのに………」
エリゼの疑問にリィンが答えるとアルティナが戸惑い気味で疑問を口にした。
「Z組が動く大義名分は”身内の保護”か”身内が関わっている何らかの事件”だし、オリヴァルト殿下によるZ組を結成した本来の目的はエレボニアに”第三の風”を吹かせる事だ。今回の件にはそのどちらにも該当しないと、アリサ達も理解しているから同行の――――」
そしてアルティナの疑問にリィンが答えながらブリッジに入ったその時
〜ブリッジ〜
「”同行の申し出をする訳がない”と本気で思っていたのかしら?」
「へ――――――」
自分の言葉の続きを口にしたリィンにとって聞き覚えがある娘の声――――――アリサの声が聞こえ、声を聞いたリィンは呆けた後ブリッジにいる予定外の面々――――――Z組の面々にシャロン、トワ、アンゼリカ、ジョルジュ、セドリック、クルト、ミュゼ、アッシュ、クレア、レクターがいる事を確認すると更に石化したかのように固まった。
「な、Z組の皆さんにトワ会長達……!?」
「それにセドリックやクルトさん、クレアさん達まで………」
「………………――――――ミルディーヌ。この”不意打ち”はもしかしなくても貴女の仕業かしら?」
予定外の面々がいる事にセレーネとアルフィンは驚きの表情で周囲の予定外の面々を見回し、目を丸くして周囲の予定外の面々を見回したエリスは少しの間黙った後ジト目になってミュゼに訊ねた。
「ふふっ、”今回の件に関しては”私は直接は関わっておらず、あくまで”仲介役として”しか関わっておりませんわ。」
「”仲介役として”………?一体何の”仲介”を………」
「!まさか……プリネ皇女殿下かレン皇女殿下に今回の件に関われるように交渉したのですか?」
静かな笑みを浮かべて答えたミュゼの答えの意味がわからないアルティナが戸惑いの表情で考え込んでいる中察しがついたエリゼは驚きの表情で推測を口にしてプリネとレンへと視線を向けた。
「大正解♪サプライズ、大成功ね♪」
「そ、その……すみません……本来でしたら私達に話が来た時点でリィンさん達にも話しておくべきでしたのに、直前まで黙っていて………」
「プリネは謝る必要はないよ。騙された方が悪いからね、キャハッ♪」
視線を向けられたレンは悪びれもなく笑顔で肯定し、プリネは申し訳なさそうな表情で答え、謝罪するプリネにエヴリーヌが口元に笑みを浮かべて指摘した。
「直前まで黙っていた理由を含めてお二人には後で色々と伺わせて頂きますが………――――――みんな、何で今回の件に同行を申し出たんだ!?今回の件はみんなが動く大義名分
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