第七百二十四話 ゴリラの素顔その九
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「流石に恐れられるが」
「連合では鮫も食べますね」
「それが言われる」
「鮫の映画でも」
「そうだ、そもそも鮫は夜行性でな」
この時間帯に活動が活発になる、回遊魚で常に泳いでいるが活動が活発になる時間帯がしっかりとあるのだ。
「そしてだ」
「昼に人を襲うことはですね」
「少ない」
「そうなのですね」
「そしてだ」
そのうえでというのだ。
「食べられるしな」
「連合ではよく食べていますね」
「味もな」
これもというのだ。
「結構だ」
「いいのですね」
「それでだ」
味がいいことでというのだ。
「有名でもある」
「そちらでも」
「それでだ」
「鮫の映画でもですね」
「食べようとな」
そうしたというのだ。
「意見がだ」
「視聴者から出ますか」
「どんな恐ろしい鮫でもな」
作中でそうであってもというのだ。
「それでもだ」
「食べようとですか」
「言われるのだ」
「流石は水のものは船以外全て食べる国ですね」
上等兵はここまで聞いてこう言った。
「それは」
「そうだな、兎角だ」
「連合はそうした国ですね」
「生きものへの偏見がだ」
「少ないですね」
「当然誤解されている生きものもいるが」
それでもというのだ。
「かなりだ」
「それは少ないですね」
「そうなのだ」
「狼やゴリラについても」
「そうだ、その他にもな」
「生きものについての知識はですね」
「確かでな」
それでというのだ。
「偏見もだ」
「少ないですね」
「そうなのだ」
こう上等兵に話した。
「連合はな」
「そうですか」
「だからだ」
それでというのだ。
「このことはな」
「よくですね」
「我々も知ってな」
「そして偏見もですね」
「なくすべきだ」
エウロパ全体でというのだ。
「やはりな」
「そうですね」
上等兵もその通りだと頷いた。
「それは」
「他の生きもの達についてもな」
「そうすべきですね」
「あとだ」
大尉はゴリラ以外の猿達も観て話した。
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