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わんねー あいつに責任とってもらう だけど好きになっただけヤ
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の服に似合っているよ 絢は確か 2月生まれだったな でも、彼にもらったものを大切にしていて、いつも首にしていたっけなぁー だから、出しそびれたんだろう」

「ねぇ 紳おじちゃんは結婚しないの? さっきの人なんて いい雰囲気」

「あぁー 彼女は 店の立ち上げ当初から手伝ってくれてるんだ 帰国子女でハーフなんだ お母さんがアメリカ人と結婚して 彼女が生まれたんだが 男がアル中みたいになって暴力も振るうようになったみたい 彼女がハイスクールを卒業した機会に離婚して、お母さんと日本帰って来てな 英語も話せるし雇ったんだよ 専門学校に通っていたんだが、お願いして社員になってもらった。笑顔で気がきくし・・・」

「うん 素敵な人よね 美人だし、それに かしこそう 紳おじちゃんを見る眼 あれは・・・」

「ふふっ 実は・・・ 一緒になろうかという時期もあったんだけど・・ なんか そのチャンスをお互い 逃してしまったんだよ だから そのままさー」

「へぇー そんなことってあるんだぁー じゃぁ 今は?」

「そーだなぁー 多分 お互い 好きってことだけだな 今更 結婚とか思わない 僕は今のモトマチを継いでいくつもりだし、彼女も母一人、娘ひとりだから・・難しい面もあるんだ でも、信頼関係はあるんだよ そーいう点では 絢はえらい これって信じたら なりふり構わないで、彼のもとに 一直線だったものなー 羨ましいよ」

 お肉も美味しかったし、お店の人も親切に応対してくれて、私は満足したのだ。

「紳おじちゃん 今日は ありがとう 美味しかったし、素敵なプレゼント みゅうみゅんは、こんな経験初めて すごく うれしい!」

「そうか 僕も楽しかった 君のような可愛いレディと一緒できて それに、僕が会計している時、お客さんの何人かが君のほうを振り返って見てたの気づいたかい? それだけ、今日の君は輝いているんだよ」

 お店を出て、私は階段の途中から・・・えいっ と、飛び降りていた。そして、今日はパンプスだったせいか、降りたときに少し滑ってしまって「キャっ」と、叫んでしまった。

「こらっ 危ないじぁないか 大丈夫だったか?」 付近を歩いている人達も叫んだものだから、私を見ていた。

「平気 平気 ちょっと 滑ってしまったから・・・ だって うれしいんだものー 今 ルンルン!」

 その後、少しだけ鴨川の河川敷を腕を組んで歩いて帰った。家に帰り着くと、じっちやんはもう寝ていたけど、ばっちゃんが私を見て

「あれれーぇ どこのお姫様だい? まぁ まぁ 家を出て行った時より、べっぴんさんになって帰ってきてぇー」
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