暁 〜小説投稿サイト〜
夢幻水滸伝
第三百二十二話 二人の星の者その三
[1/2]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
「あの二人ともな」
「出来るだけですね」
「戦はしない様にする」
「そのうえで仲間になって頂く為にも」
「シアトルでの会談成功させるで、準備が整ったらな」
 会談のそれがというのだ。
「もうすぐにな」
「シアトルに行かれますか」
「そうされますか」
「そうするで、その時は外交に優れたモンを多く連れて行く」
 そうもするというのだ。
「重要な外交話やからな」
「それで、ですね」
「この度はですね」
「そうしてお話を行い」
「そして進めますね」
「絶対に成功させる為にな」
 こう言ってだった。
 トウェインは会談の準備を進めさせた、それと共にグァム等太平洋の諸島に使者を送りそういった島々も掌握せんとしたがその島々は無事に彼等の勢力に入り。
 そして会談の日になるとだった。
 トウェインは大型の飛行機を出させてそれに会談に随行する者達を連れてそのうえでシアトルに向かった。その機中でだった。
 彼は周りにだ、強い声で話した。
「細かいことは任せるからな」
「はい、トウェイン様はですね」
「お二方と会談をされ」
「そうしてですね」
「三人でやっていける様にな」
 その様にというのだ。
「話を整えるからな」
「だからですね」
「裏方の仕事等はですね」
「我々がですね」
「やってもらう、そしてな」
 そのうえでというのだ。
「成功したら功績に見合ったボーナスもや」
「出してくれますか」
「我々に」
「そうもしてくれますか」
「功績には報酬が伴うもんや」
 トウェインは笑って話した。
「そやからな」
「それで、ですね」
「この度はですね」
「そうしますね」
「そうするで、ほなやるで」
 こう言ってだった。
 トウェインは随行させている者達のやる気を鼓舞させつつシアトルに赴いた、そして空港で出迎えたヘミングウェーと握手をしたが。
 すぐにだ、ヘミングウェーは彼にこう言った。
「私は平和が好きです」
「そやからやな」
「今回のお話は願ったりでした」
「そやねんな」
「そしておそらくです」
「エリカちゃんもやな」
「そうした考えです」 
 端整な礼儀正しい声で話した。
「そやからです」
「会談のことはか」
「安心していいかと」
「わいの願う様になるか」
「私達に仲間になれということですが」
「自分もエリカちゃんもやな」
「反対することはないかと。少なくともです」
 ヘミングウェーは微笑んで述べた、その微笑みも端整なものだった。
「私はです」
「わいとか」
「一緒にこの世界を救いたいです」
「仲間としてか」
「そう考えています、むしろ衝突する事態になれば」
 その時はというのだ。
「厄介だとです」
「思ってたか」
「はい」
 まさにという
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ