第百二十四話 相手の好みその一
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第百二十四話 相手の好み
咲は愛との話から近藤の好きなファッションについて考える様になった、それでマスターに話を聞くとだった。
「真面目な飾らないな」
「そうしたファッションがお好きなんですね」
「そうみたいだな」
こう咲に言うのだった。
「話聞いてるとな」
「そうですか」
「アイドルで言うと外見だけれどな」
こちらのことだがというのだ。
「引退したけれどまゆゆか」
「渡辺麻友さんですね」
「あんな風でな」
「黒髪ですね」
「ああ、髪の毛はそれだな」
「黒髪で長い感じですか」
マスターにこう尋ねて確認を取った。
「要するに」
「そうなるな」
「そうなんですね」
「それでな」
マスターはさらに話した。
「服装は露出の高くない」
「大人しい感じですか」
「清潔でな、お嬢様とまではいかないにしても」
「上品な感じですか」
「色は白とか青でな」
ファッションの色の話もした。
「そういうのが好きだな、チャラチャラしたのはな」
「お好きじゃないんですね」
「それで清潔な人が好きだな」
このことも言うのだった。
「あの人は」
「そうなんですね」
「趣味は真面目でな、ただ求めるものはな」
相手にというのだ。
「そんなにな」
「高くないですか」
「外見はそんな。まあ普通でな」
そう言っていいものでというのだ。
「正確は真面目で常識のある」
「そんな人がお好きですか」
「間違ってもな」
こう前置きして言うのだった。
「外道なことをする奴はな」
「お嫌いですね」
「ああ」
その通りだというのだ。
「そんな風だな」
「そうですか」
「まあ嬢ちゃんはな」94
咲自身のことも話した。
「外見モファッションも性格もな」
「問題ないですか」
「そうだな、性格真面目だろ」
「というか不良とか半グレみたいなことは」
「しないよな」
「そうですね」
自分でもそれはと答えた。
「絶対に」
「ならな」
「性格のこともですか」
「問題なしだよ」
そうだというのだ。
「本当にな」
「そうなんですね」
「ああ」
咲に微笑んで答えた。
「嬢ちゃんはな」
「そうなんですね」
「いい娘だからな、後はその性格をな」
それをというのだ。
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