第百二話 自然環境もその十三
[8]前話 [2]次話
「それで面白いんだよ」
「面白い番組作ろうと思って」
「努力したらな」
「面白くなるわね」
「何の努力もしないで」
テレビ局の様にと言葉の中に入れて話した。
「面白くなるか」
「なる筈ないし」
「だからな」
それ故にというのだ。
「ネットの動画の方がな」
「ずっと面白いわね」
「俺最近元自衛官の漫才師の人達の動画観てるんだよ」
「自衛官ね」
「ああ、自衛隊のこととかな」
彼等が元いた組織のというのだ。
「色々わかってな」
「面白いのね」
「それもお笑いもな」
「漫才師だけあって」
「あってな」
それでというのだ。
「かなりな」
「面白いのね」
「そうなんだよ」
これがというのだ。
「本当にな」
「そうなのね」
「自衛隊ってな」
この組織はというと。
「案外皆知らないだろ」
「私達江田島の合宿で歴史資料とか観るけれどね」
「自衛隊の学校行ってな」
「海自さんのね」
「けれど詳しいかっていうと」
「それはね」
どうしてもというのだ。
「違うしね」
「それがな」
「その動画チャンネルだとよくわかるの」
「普段どうしてるかとかな」
そうしたことがというのだ。
「よくな」
「それ面白そうね」
「面白いよ、自衛隊も色々言う人いるけれどな」
そうした人が北朝鮮の国民皆兵と言っていい軍隊については何も言わないどころか好意的であったりする。
「実際に観ると違うしな」
「江田島でもね」
「その動画でもな」
「わかるよね」
「こうした動画が観られることも」
越智は心から言った。
「いいことだよな」
「そうよね」
「幸せって言うとな」
それならというのだ。
「もうな」
「幸せよね」
「面白い番組観られてな」
インターネットでというのだ。
「それで色々知れることもな」
「幸せね」
「ああ、幸せはな」
それはというと。
「結構あちこちにあって」
「それをどう見付けるか」
「それを感じるかだとな」
「そうよね」
富美子も頷いた、そして共に梅田の地下を歩いていった。涼しく楽しい場所でデートが出来て二人はそのことでも幸せを感じていた。
第百二話 完
2023・9・15
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ