第百二話 自然環境もその十二
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「テレビで観るとなると」
「そうしたものばかりだな」
「そうよね、何であんな面白くない番組作るのか」
「出て来るタレントさんもな」
「全然面白くないし」
「あれだろ、放送枠埋める為にな」
越智は富美子に話した。
「適当に番組作ってな」
「適当にタレントさん集めて」
「それで適当にやってるんだろ」
「全部適当ね」
「ちょっと前まで放送してたら」
ネットが登場しそれが普及するまでだ、それまではまさにテレビの独壇場で言うならやりたい放題であったのだ。
「それだけで観たからな」
「皆が」
「ああ、だからな」
それでというのだ。
「今もな」
「そんな風なのね」
「面白くない番組をな」
「やってるのね」
「何でもな」
越智はさらに言った。
「テレビ局の人って滅茶苦茶態度悪いらしいしな」
「取材とかで」
「もうヤクザ屋さんよりもな」
「酷くて」
「新聞や雑誌も酷くて」
そしてというのだ。
「特にな」
「テレビがなのね」
「酷いってな」
その様にというのだ。
「聞いてるしな」
「マスコミの人ってよく聞くわね」
「凄く偉そうで」
それでというのだ。
「態度が悪い」
「そうみたいね」
「そんな連中が作るからな」
質の悪い者達がというのだ。
「酷い作品になってな」
「それが放送されるのね」
「ああ、それならな」
「ネット観る方がいいわね」
「全くだな」
越智は富美子のその言葉に頷いた。
「面白くないと観なくてな」
「ネットって誰がどんなチャンネル観るか選べるしね」
「その人の好き嫌いでな」
それでというのだ。
「選べて」
「面白くなかったらね」
「観ないからな」
そうなるからだというのだ。
「適当に作ることはな」
「ないわね」
「ちゃんとしたチャンネルなら」
それならというのだ。
「真面目にな」
「作るわね」
「ああ」
そうだというのだ。
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