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インフィニット・ストラトス〜黒き守護者〜
特訓と武器
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 そして今日の放課後も特訓しようと来ら、篠ノ之が打鉄をまとっていた。

「ちょうどいいや。じゃあオルコットの相手をしておいてくれ」
「何故だ!」
「オルコットの近接能力を上げるためだ。お前は剣道をやっているんだからそっちの方は明るい。………それに、どっちかに任せると喧嘩になるだろ」

 俺の言い分は最もだと納得させ、一夏の前に立つ。

「ってことだ。来い」

 ただそれだけ。近接武器の一つ《メタルクロー》を展開してその言葉だけを言って何もない風に構えた。

「いいのか? 当てるぞ?」
「当ててから言え」

 俺の言い分にムカついたのか、一夏は攻撃を仕掛けてきた―――が、

「見え見え」

 上からの攻撃を左手で難なく防ぐ。

「驚く暇があるなら離脱してすぐに責めに転じろ」

 腕を引き寄せて足で回し蹴りを放つ。

「っ!?」
「落ちろ」

 一夏が体制を立て直すと同時に左にショットガン《インパクト・スラッグ》を展開して瞬時に撃った。

「グワッ!?」
「逃げ切れるか?」

 八基のビットが空を舞い、乱雑にビームを撃ち放つ。そこから逃げようとするが《迅光》で牽制して時間を自分も接近していった。
 一夏の懐に入り、赤いナイフ《斬血》を展開と同時に振り切り、一夏のISは強制解除された。

「相変わらずの弱さだな」
「昨日今日ですぐに伸びるわけないだろ」
「それもそうだ―――だが、せめて俺を超えれる位になってくれないと困る」
「ハードル高いな!?」
「そうでもしないとデザート食べられないだろ」
「それが目的かよ!!」

 それ以外に何があると言うんだ?

「何を言う。俺は頭を激しく使うことが多いんだ。それこそお前とは比べ物にならないほどな。それ故に―――糖分摂取は必要不可欠だ」
「あぁ。だからわざわざマ○ーをのほほんさんと一緒に飲んでいるのか………」

 それ、関係ない気がするんだけど………。だが好きなのは変わりない。

「大体、お前は姉の名前を守るんだろ。だったら現代表を全員倒すくらいの強さは持たないとな」
「そ、それは………」
「どうした? そんなの俺には無理だとか言うのか? まぁ、お前の姉も程度が低いってのはお前を通してわかった」
「!? 上等だ。今すぐ倒してやる!!」

 ………こいつ、シスコンだ。

「……風宮、今のは絶対にわざとだろう」
「当たり前だ。俺みたいな敵を倒すには憎しみが何よりの糧だ。それに、まともにあいつが理解できるのは、今のところこれしかない。オルコットは論外だし……」
「そ、それはわたくしの教え方が下手だとでも言いたいの!?」
「「……………」」

 俺と篠ノ之はジト目でオルコットの方を見る。

「……な、何です
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