特訓と武器
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(何かいい案はないか? こう、俺の武器として似合いそうな………あ!)
今気づいたけど、一般的な剣や刀を持ってなかった。
(これは盲点だった………)
これまでに奇抜な武装を普通に使用していたりするが、ほとんどが記憶を失う前のお下がり。まともに開発したのはアニメで見た某ヤクザが使用していた散弾銃に着目して造っただけだ。簡単な武装とはいえ、山田先生は驚いていたが。
「死神の鎌―――は扱いにくいだろうな………」
こうなれば、未知の領域に突入するか……。
(合体ロボみたいにする―――って、理解する人間はいないか………)
なにせここは事実上の女子校。ロボを観賞しているしている人間なんているわけがない。
(こうなったら、外装を弄るか)
ディアンルグは元々は機動特化型。それをさらに狙撃要素も組み込むだけでなく近接にも力を入れ出しているのだ。それに、
(元々、俺は近接を得意としているしな………)
ディアンルグを定期的にメンテナンスしているが、それでも謎の部分がある。
一度、織斑先生が俺の料理を食べた時に待機状態のディアンルグを引っ掛けたチェーンが壊れて落ちたので織斑先生が拾おうとしたのだが、電流が走って拒絶の意を示したのだ。当然、俺は何もしていないことは知っているし、危険だろうから一度調べてみると言って触れようとしたがそれでも拒絶された。
(一度、ディアンルグの人格と話してみたいな)
どうして俺以外の人間を拒絶するか謎だし、その原因を知りたいと思う。が、
(話せない、な………)
そう簡単に話せないとなると、会話は無理なのだろうかと諦めそうになる。
(できれば、話せるようになればいいな………)
そう思いながら外装の設計に取り掛かった。
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