第四十二話 血に酔い痴れる女神その十
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メソポタミアの神々は綾乃達との戦に入った、一行は一柱ずつ来る彼等と戦い勝っていきアナト女神ともだった。
戦いに入った、女神は素早い動きで舞う様に刀を振るって来るが。
その動きを見てだ、トウェインは気付いたことがあって言った。
「これは舞か」
「そやな」
羅はトウェインのその言葉に頷いた。
「この女神さんの動きは」
「舞を舞ってな」
「それで刀を振るって来るわ」
「そやな、それにな」
それに加えてというのだ。
「その動きに合わせて術もな」
「使って来るな」
「それやと」
メルヴィルも女神の動きを見て言った、女神は十人の間をまさに舞を舞う様に動いて攻撃してきている。
「この舞を見極めるか」
「そうすべきやな」
施はメルヴィルのその言葉に頷いた。
「ここは」
「そしてな」
「その動きに合わせてな」
「戦うか」
「そうしたらな」
それならというのだ。
「勝てるな」
「そやな」
「アナト女神は凄惨な女神さんや」
血を好むそうした女神であるというのだ。
「そやけどそれと共に優美さもな」
「備えてるな」
「それで舞もな」
そうした一面も備えていることそというのだ。
「舞う」
「そやな」
「しかしな」
「舞やとな」
「リズムがあってな」
「色々決まってるな」
「そやからな」
だからだというのだ。
「それを見切ってな」
「戦うことやな」
「そうね」
アレンカールもアナトを見つつ言った。
「この舞何かしらのね」
「定まった動きがあるわ」
中里もそれはと答えた。
「それを見切ってな」
「そうしてね」
「戦うことやな」
「そうすればよ」
「勝てるな」
「ええ、この舞は」
アレンカールはそれを見てこうも言った。
「あれね、イシュタル女神の舞にね」
「似てるか」
「そう思うわ、同じメソポタミアの女神さんだから」
イシュタルと同じくというのだ、尚一口にメソポタミアといってもその時代はかなりの時間数千年もの歳月があったりする。
「舞もね」
「似てるってことやな」
「そしてイシュタルさんのどういった舞かというと」
アレンカールはさらに話した。
「あの女神さんの神殿でね」
「巫女さん達の舞か」
「それに似ているわ」
「あれか」
「ええ、この世界じゃメソポタミアの神々への信仰があるわね」
「普通にな」
「他の神話の信仰もでね」
「ゼウスさんやオーディンさんとかな」
「それでイシュタルさんの信仰もあって」
そしてというのだ。
「そのうえでね」
「神殿もあって」
「そこに巫女さん達もいるわね」
「ああ、その巫女さん達のな」
「舞にね」
それにというのだ。
「似てるでしょ」
「そやな、あの舞に刀を持って
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