第百二話 自然環境もその六
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「コブラとかサンゴヘビに比べたら」
「ヒャッポダとかな」
「全然ましね」
「そうだよ、海だってな」
日本を囲んでいるそれもというのだ。
「鮫いても少ないよな」
「オーストラリアって鮫も多いのよね」
「周りの海にな」
「そうよね」
「カリブ海なんてな」
「海賊の映画でも有名ね」
キューバやジャマイカやドミニカといった国々はその中にある。富美子達はこういった国々の学生達とも知り合いがいる。
「あそこもね」
「鮫多くてな」
「ちょっと海に入ったら」
「襲われるとかな」
こうしたことがというのだ。
「あるからな」
「怖いわね」
「本当にそうした自然の驚異がなくてな」
越智は富美子に話した。
「過ごしやすい気候だと」
「そうしたところにいたら」
「それだけでな」
「幸せね」
「山に入ったら蚊に刺されてマラリアになって」
そうしてというのだ。
「虎に襲われるとか嫌だろ」
「かなりね」
「そう考えたらな」
「日本は自然のことでも恵まれてるのね」
「災害は多いさ」
越智もこのことは否定しなかった。
「もうどんな災害でもな」
「日本あるわね」
「自衛隊の人達の敵は」
国家の武力組織であるこの組織に所属している人達のというのだ。
「他の国の軍隊よりも」
「災害よね」
「戦争は政治で避けられるんだよ」
その舵取り次第でというのだ。
「そうだけれどな」
「災害はそうはいかないわね」
「だからな」
それでというのだ。
「自衛官の人達の一番の敵はな」
「災害ね」
「地震とか台風がな」
具体的にはこうしたものがというのだ。
「一番の敵だよ」
「消防署の人達の火事と同じね」
「けれどな」
それでもというのだ。
「災害が多くても」
「それでも環境自体がいいなら」
「幸せだろ」
「それだけで」
「畑仕事していて」
その時にというのだ。
「コブラ踏んで噛まれたりとかな」
「ないからね、日本って」
「とんでもない大きさにニシキヘビがいてな」
畑仕事に行くと、というのだ。
「襲われるとかな」
「日本ないわね」
「それだけでも幸せだよ」
「マラリアとかもないし」
「怖い疫病も少なくてな」
それでというのだ。
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