第十二幕その二
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「こうしたことも頭に入れて」
「そしてだね」
「寄席に来て聞く」
「そうするのね」
「そうだよ」
先生は皆に笑顔で応えました、そしてです。
寄席の後で道頓堀のお好み焼き屋さんに入って明でお好み焼きを食べました、その中で先生は笑顔で言いました。
「やっぱりいいねお好み焼き」
「まさに大阪だよ」
ガブガブが笑顔で言ってきました。
「お好み焼きは」
「たこ焼き、串カツもあって」
ジップも言います。
「お好み焼きもだね」
「本当に美味しいよね」
チーチーも唸る位です。
「お好み焼きは」
「おソースとマヨネーズと鰹節で味付けして」
ホワイティはこちらのお話をします。
「紅生姜に青海苔も入れてね」
「ボリュームもあるしね」
「お酒にも合うしね」
オシツオサレツも言います。
「いいんだよね」
「先生も大好物だしね」
「それで今も食べてるね」
老馬は皆と一緒に食べている先生に言いました。
「そうだね」
「いや、僕達だってね」
「先生と一緒に食べてるけれど」
チープサイドの家族も一緒です。
「これがまたね」
「いいんだよね」
「先生が大好きなのも当然よ」
ポリネシアは言い切りました。
「これだけ美味しいんだから」
「じゃあどんどん食べていこう」
トートーも先生に言いました。
「今日はね」
「皆でそうしましょう」
ダブダブも言います。
「今日もね」
「是非ね。あと焼きそばも食べたいね」
それもと言う先生でした。
「お好み焼き以外も。あとたこ焼きもね」
「いいね」
「たこ焼きもいいわよね」
「勿論焼きそばもね」
「こちらもね」
「そうだね、特にここは大阪だから」
それでというのです。
「尚更だよ」
「本場だし」
「それでだね」
「落語も楽しんだし」
「お好み焼きやたこ焼きもよね」
「そうしようね」
こう言って皆でたこ焼きを食べようとしますと。
ここで、です。春琴さんが先生の前に来て言ってきました。
「先生もこの店来てましたん」
「あっ、春琴さんもなんだ」
「はい、このお店馴染みで」
見れば水色の丈の長いワンピース姿です、右手にバッグを持っていて如何にもお嬢様といった感じです。
「ちょこちょこです」
「来てるんだ」
「それで食べてます、ほなお隣の席ええですか?」
春琴さんはテーブルの席に皆と一緒にいる先生に言いました。
「そうしても」
「いいよ、それじゃあね」
「はい、食べましょう」
「お隣同士でね」
見れば春琴さんのマネージャーさんも一緒です、そのうえででした。
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