第十二幕その二
[8]前話 [2]次話
「そちらもあるからな」
「贈らせてもらうのね」
「是非な」
「それでなのね」
「これからな」
「お二人で」
「エメラルドの都に向かおうぞ」
「元々歴訪が終わったら都に戻る予定だった」
このことはキャプテンビルが言いました。
「だからな」
「ええ、進路はこのままね」
トロットが応えました。
「そうね」
「そうしてだよ」
キャプテンはトロットに笑顔で応えました。
「都に戻って」
「そこで最後の歴訪ね」
「お二人のそれぞれの国のね」
「そうなるわね」
「是非共。それともう都の方にも連絡はいっているかな」
「ちょっと待ってね」
キャプテンのお話を受けてでした。
トロットは自分の携帯を出してそのうえでオズマに電話をしました、そして彼女とお話をしてから言いました。
「ええ、もうね」
「連絡はいっているんだね」
「ええ」
笑顔での返事でした。
「よかったわ」
「それは何よりだね、それじゃあ」
「今からね」
「普通に戻ればいいよ」
エメラルドの都にというのです。
「このままね」
「何の心配もいらないわね、おもてなしの用意もね」
「出来ているんだね」
「都の方でね」
「そこは流石だね」
「オズマだからね」
「しっかりしているね」
「オズのお国の名士の皆も集まって」
そうなってというのです。
「そしてね」
「楽しくだね」
「おもてなしをすることになっているわ」
「そのことも嬉しいね」
「そうよね、戻ってきたらね」
その時はというのです。
「もうね」
「パーティーとかもあって」
「凄く楽しいわ」
「ではこのまま戻ろう」
「そうしましょう」
笑顔でお話してでした。
飛行船は航路をそのままにエメラルドの都に戻っていきます、皆はその中で歌とダンスそれにお茶をです。
楽しみます、今トロットは皆にお抹茶とです。
和風のティーセットを出しましたがそのお抹茶を飲みまして。
ノーム王は笑顔で、です。こう言いました。
「この日本のお茶もな」
「いいんですよね」
ジョージも飲みつつ応えます。
「茶道にも使ってますけれど」
「お菓子とも合って」
ナターシャは三色団子を食べて言います。
「とても美味しいです」
「最初飲んだ時は苦くて」
カルロスはその時のことをお饅頭を食べつつ言いました。
「何これってなったんですが」
「今は楽しめてます」
恵梨香は羊羹を食べています、上段はお団子中段はお饅頭そして下段がこの羊羹となって置かれています。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ