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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第161話
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、ユーシスは真剣な表情で呟き、マキアスは疲れた表情で溜息を吐き、呆れた表情で呟いたクロウの話に続くように複雑そうな表情で答えたアリサの話にエリオットも複雑そうな表情で頷いた。



「メンフィル帝国への留学で思い出したけど、いいんちょの進路も意外だったよね。――――――メンフィル帝国にある魔術学院への留学だなんて。てっきり、”本来の歴史”の時のようにエリンの里に戻って一人前の魔女としての修行をすると思っていたけど。」

「もうヴィータ姉さんを追いかける理由もなくなりましたから、魔女として一人前になる修行を急ぐ必要もなくなったという事もありますが………”全ての元凶”が滅ぼされた事で”騎神”や”起動者(ライザー)”の”役目”、そして”魔女”の”使命”もなくなりました。――――――だからこそ、”役目”から解放された事で自分達の人生を歩めるようになった騎神や起動者達を見守り、彼らに何か困った事があればそれを解決する為に支え、協力するのが”黄昏を超えた世界である今の世界の魔女の使命”だと私は考えて、私が導いた起動者であるリィンさんの今の祖国であるメンフィル帝国を学ぶ為にもメンフィル帝国の本国――――――異世界への留学を決めたんです。勿論異世界の魔法体型や魔法技術の発展具合を知りたいという魔女としての好奇心もありますが………」

「アハハ、魔女としての責任感が人一倍強いエマらしい理由だね。」

「全くだ。ヴィータにも委員長のその謙虚な部分を少しは見習ってほしいものだぜ。――――――ちなみに、魔女としての修行よりも異世界での留学を優先するなんて話、ロゼ婆さんはもう承諾したのか?」

フィーの疑問に対して答えたエマの説明を聞いたエリオットは苦笑しながら感心し、エリオットの言葉に頷いたクロウはある事を思い出してエマに訊ねた。



「ええ。お祖母(ばあ)ちゃんにも理由を説明したら納得してくれましたし、お祖母(ばあ)ちゃんも”黄昏”を乗り超え、”全ての元凶”が滅んだ事で魔女の眷属(ヘクセンブリード)も変わらなければならないと判断し、魔女の眷属(ヘクセンブリード)も異世界のことについて学ばなければならないと考えているようなんです。」

「”変わる必要がある”か………新政府や王家も総督府による協力があるとはいえ戦後の国内の復興や信用回復も少しずつ進んでいるという話だし、貴族達も復興や信用回復に協力的だと聞く。皮肉な話ではあるが、”黄昏”の件がエレボニアを良い方向に変える切っ掛けとなったようだな。」

「そうだな…………それでミリアム。セレーネの進路についてアルティナから聞いているという事は、エリスや王女殿下、アルティナ自身の進路についても聞いているのか?」

エマの話に続くように真剣な表情で答えたユーシスの話に頷いたラウラはミリアムに
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