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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第161話
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国の本国の訓練兵の生活や授業等の資料で気づいたのだが……訓練兵の学級は4つあって、その4つの学級の紋章は黒獅子の学級(ルーヴェン・クラッセ)を含めてどれもオレと(ゆかり)がある学級なんだ。」

「ガイウスさんと縁ある紋章の学級ですか……?黒獅子の学級(ルーヴェン・クラッセ)以外の3つの学級はどんな紋章なのでしょうか?」

ガイウスの話を聞いてある事が気になったエマは興味ありげな様子で訊ねた。

「白鷹を紋章とする”白鷹の学級(アドラークラッセ)”、灰色の狼を紋章とする”灰狼の学級(ヴォルフクラッセ)”、そして金色の鹿を紋章とする”金鹿の学級(ヒルシュクラッセ)”だ。」

「”白鷹”に”灰狼”、そして”金鹿”………言われてみれば”黒獅子”も含めてどれもガイウスと縁ある紋章だな。」

「うん。”白鷹”はガイウスの相棒の鷹で、”黒獅子”はトールズの紋章の”有角の獅子”、灰色の狼の”灰色”は”灰色の騎士”の二つ名で呼ばれているリィンや”灰の騎神”のヴァリマール、そして”金色の鹿”の”金色”はエレボニアの国旗の紋章の”黄金軍馬”だね。」

エマの疑問に答えたガイウスの説明を聞いたラウラとエリオットはそれぞれ興味ありげな様子で呟いた。



「更にどの学級の担任までは決まっていないが、それぞれの学級の担任としてエフラム皇子殿下の親衛隊長のデュッセル将軍、ヒーニアス皇子殿下の親衛隊副長のギリアム中将、リフィア皇女殿下の親衛隊副長のシグルーン中将、そしてあのセシリア将軍と同じ”皇帝三軍将”の一人であるパーシバル将軍に決まっていると資料に書いてあったな。」

「ちょっ、どの担任も”将官”クラスで、しかも皇族の親衛隊長クラスじゃん!?」

「それもどの人物も連合とエレボニアの戦争に直接参戦していたか、参戦していた人物と関りがある人物だな。」

「セシリア将軍やパント卿の件といい、メンフィルの人材の豊富さは相変わらず凄まじいな……」

「しかも王子達の話によると国力もエレボニア――――――いや、ゼムリアからすればチートクラスって話だろう?そんなに人材もそうだが国力も豊富なのに、ゼムリア側のメンフィルの領土どころかエレボニアやクロスベルの支援も必要としているとか、どんなとんでもない戦争になるんだろうな、メンフィルが確信している数十年後に起こる宗教戦争とやらは。」

「その宗教戦争が勃発した際に、連合とエレボニアの戦争での活躍で”将軍”に昇進して、”メンフィルの英雄”の一人としてメンフィル帝国からも称えられるようになったリィン達がメンフィルから求められるのは”最前線への参陣じゃなくて、戦争の影響がないゼムリア側からの後方支援”であるのが幸いよね……」

「うん………」

ガイウスの話を聞いたミリアムは驚きの表情で声を上げ
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