第161話
[4/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
もらえるってアーちゃんが言ってたよ。」
「エレボニア総督もだがクロイツェン統括領主としてのリィンを傍で公的な立場で支える為には、文武両道でなければならないと判断したのだろうな、セレーネは。」
「ええ、セレーネらしいわね。でも、そうなると………ひょっとしたら、セレーネはガイウスの来年のクラスメイトになるかもしれないわね。」
「フフ、そうだな。」
ミリアムの話を聞いたユーシスは静かな表情で呟き、アリサは微笑んだ後ある事を思い出して仲間達と共にガイウスに視線を向け、視線を向けられたガイウスは静かな笑みを浮かべて頷いた。
「まさかガイウスの進路が、異世界――――――メンフィルの本国の留学――――――それも、かつてのリィンと同じ訓練兵という形での留学だなんて最初に話を聞いた時は驚いたよね……」
「元々異世界の事も知りたかったからな。機会があればトールズの時のように異世界に直接行って異世界の事について学びたいと考えていたのだが……連合との戦争の件で知る事ができた異世界の人々や”力”の一端、そして何よりも友人の同級生――――――黒獅子の学級(ルーヴェン・クラッセ)との出会いが、オレの異世界を知りたいという想いを強くしたんだ。黒獅子の学級(ルーヴェン・クラッセ)にはリィンのようにかつてはエレボニア人であった者達もそうだが、先祖に”ノルドの民”がいる者もいたからな。」
「そう……」
「……それもトールズの件同様、故郷であるノルド高原を守る為か?」
苦笑を浮かべているエリオットの言葉に続くように静かな口調で答えたガイウスの説明を聞いたアリサは頷き、ユーシスは静かな表情で訊ねた。
「それもあるが、リィン達の今の祖国でもあるメンフィル帝国をより深く知りたいんだ。――――――リィン達の友人として。」
「フフ、ガイウスらしいな。」
ガイウスの話を聞いたラウラは静かな笑みを浮かべて呟いた。
「………ただ、その為とは言え殿下達には相当な無理をして頂いた事は申し訳ないと思っている。殿下達の今の立場では、メンフィル帝国に殿下達の要望を通す事は厳しかっただろうからな。」
「別にガイウスはそこまで気にしなくていいと思うよ〜。ガイウスといいんちょの留学の件でのメンフィル帝国との交渉の際にミュゼに仲介してもらったそうだから、その時に機会があれば王子達に”貸し”を幾らでも作っておきたいミュゼにも説得を手伝ってもらっただろうからね〜。」
「君はいい加減オブラートに包んだ言い方を覚えるべきだぞ……」
僅かに複雑そうな表情を浮かべて呟いたガイウスに呑気な様子で指摘したミリアムの指摘にその場にいる全員が冷や汗をかいている中マキアスが呆れた表情でミリアムに指摘した。
「ちなみにそのメンフィル帝
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ