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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第161話
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ないね〜。戦争中でのメンフィルによる復興活動である程度進んでいたとはいえ、それでも復興すべき部分はたくさん残っているだろうから、復興が完全に終わるのは多分”年単位”だろうから、その間”第四”はクロイツェン州の人々の”第四”への厳しい態度に耐え続けなければならないから、ある意味”生き地獄”だと思うよ〜。」

「………それについては仕方ないと思っているし、多分”焦土作戦”を行った事に心から後悔している父さん達もその処罰内容を一番望んでいると思うんだ。」

「エリオット………」

「……………………」

真剣な表情で口にしたクロウの話を聞いてある事を思い出したガイウスは複雑そうな表情で呟き、ミリアムは疲れた表情で呟き、静かな表情で答えたエリオットの答えを聞いたラウラは複雑そうな表情を浮かべ、ユーシスは目を伏せて黙り込んだ。

「処罰といえば……君もあれで本当によかったのか?わざわざ君の方からアルバレア公爵家の”公爵”から”伯爵”への爵位降格と”四大名門”の家格剥奪の申し出をして………」

「何度も言っているが、その件について後悔はない。当主であった父上とその跡継ぎであった兄上が犯したエレボニアやアルノール王家に対する”大罪”を考えれば、本来ならばアルバレア家自体が”廃嫡”を命じられて当然の立場だが、メンフィル帝国の和睦条約の実行の為にアルバレア家がバリアハートとケルディックの領主を命じられた以上せめて爵位降格と”四大”の家格剥奪はしておかなければ、陛下達に顔向けできない上内戦と連合との戦争で傷つき、苦しんだ国民達への示しがつかないし、何よりも例え殿下達の寛大な御心遣いによって内戦と連合との戦争の件で犯したアルバレア家の大罪がお咎めなしになろうとも、俺自身が納得できん。」

「ユーシス………」

複雑そうな表情で指摘したマキアスの指摘に対して堂々と答えたユーシスの答えを聞いたガイウスは複雑そうな表情を浮かべた。



「えっと、それよりもメンフィル帝国の件で思い出したけどエレボニアに駐留予定のメンフィル帝国の”大使”の人物は意外な人で驚いたよね。」

「エレボニア王国に駐留するメンフィル帝国の大使――――――プリネ皇女殿下か。リベールでメンフィル帝国の大使を務めているリウイ陛下という例を考えれば、決しておかしくない人選ではあると思うが……」

「俺の予想だが公女がメンフィルに指名したから、プリネ皇女が大使としてエレボニアに派遣される羽目になったんだと思うぜ。プリネ皇女は”灰獅子隊”で共に行動したから面識はあるし、”殲滅天使”と比べれば交渉しやすい相手でもあるだろうからな。」

「確かにミュゼならありえそう。何せリィンの婚約者の内の一人になった事でメンフィルからすれば身内も同然だし、大戦で得たメンフィルからの信用も
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