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『外伝:青』崩壊した世界に来たけど僕はここでもお栄ちゃんにいじめられる
外法には外法をぶつける話《後編》
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サーヴァントを奪うなんて、人の心を持った者が出来ることでは無い。その上性行為を迫るなんて言語道断だ。
これは鬼畜の所業。クズ中のクズではないかと心の中で憤った。

「それではお兄様…。」

ゴッホがそう言うと、彼に抱かれて乱れていた楊貴妃が名残惜しそうにどく。

「あぁ…おあずけされてしまうのですね。」
「ごめんねユゥユゥ。これから僕、ゴッホちゃんのことブチ犯さなきゃいけないから。」

「仕方ありませんね。では飽きるほど抱き尽くした後、また私と。」
「うん。ほらアビーも。」

弟の身体に擦り寄って、キスをしていたアビーもまた離れていく。
そうしてこれでもかとハーレムっぷりを見せつけてきた彼はゴッホを犯しにかかる。

「ほらゴッホちゃん。おいで。」
「では、元マスター様。これからゴッホはお兄様に抱かれます。」

そう言ってゴッホは、ベッドに腰かけている弟のそばに向かう。

「前に教えたこと、覚えてる?」

弟がそう言うと、ゴッホは何を言うまでもなく、吸い寄せられるように彼の股間…その屹立した剛直を咥え始める。

「んむ…っぢゅる…っ?」
「そうそう上手。最初はゆっくり。じっくり舐め回してね。」

彼の指示通りゴッホは舐る。
小さな口で亀頭を精一杯くわえ込んだり、裏筋をつーっと舐め上げたり、陰茎全体を丹念に舐めていく。

「…。」

自分の何倍もある弟の巨根。
持ち主の顔とは違い凶悪なそれは舐められる度にびくびくと反応する。

なんてグロテスクな見た目だろうか。
ただデカイだけのソレで、満足させられるわけがねぇだろ。

古代ギリシャの美的感覚においては大きいものは愚かと醜さの象徴であり、小さいものこそ美しく、倫理的で清いものだった。
彫像などにそれが顕著に出ている。
つまりだ、自分のそれは美しく、逆に弟のそれは醜いことこの上ない。

と、話せないので頭の中でそういった負け惜しみみたいな豆知識を広げているうちに、液晶の中ではそれとは正反対に巨根を見て恍惚とした表情のゴッホは弟のモノをしゃぶり尽くしている。

「んむっ?ぢゅるっ?ぢゅぼぼぼぼぼっ???」
「すごいすごい…ゴッホちゃんは相変わらず食いしん坊だね。喉奥まで飲み込んじゃった。」

下品な音を立ててしゃぶるゴッホ。
嬉しそうに、貪欲そうに、弟のそれにがっつくゴッホ。
自分のものを咥えた時には、そんな顔をしたことなんて1度たりともなかった。

「…。」

時々カメラ目線になり、冷たい視線を向けてくる。
まるでお前の小さいものなんてなんの価値もない。大きさこそが正義なんだと言わんばかりに。

「じゅぶっ?じゅぼ…ぢゅるる…っ?」
「もう…ダメ…。」

優しく頭を撫でていたが、射精が近
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