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星河の覇皇
第八十五部第二章 日本大使館その二十九

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「外せないわ」
「大使館もしていますし」
「勿論よ、各国政府と対していても」
「対しているのは政府でね」
 彼等でというのだ。
「それでね」
「市民は敵ではないですね」
「市民は有権者、私達の政策が正しいのならね」
「支持してくれますね」
「その市民に嫌われたらね」
 その場合はというと。
「本末転倒よ」
「幾らその政策が優れていても」
「市民に嫌われるとね」
「それだけで支持を失いますね」
「その支持を得て」
 そしてというのだ。
「私達を見てもらってね」
「政策の正しさを理解してもらう」
「このこともね」
「極めて重要ですね」
「だからね」
「大使館もですね」
「交流は進めていくわ」
 そうしていっていくというのだ、これは連合創設から続いている中央政府も各国政府も行なっていることだ。
「是非ね」
「左様ですね」
「少なくともそれだけの予算はあるわ」
「領事館にも」
「レセプションを開催するだけのね」
「連合の中ではありますね」
「マウリアやサハラ各国になると」
 即ち連合の外国々ではどうかというと。
「予算どころか人もいなくて」
「あまり、ですね」
「情報収集は一応出来ても」
 あくまで一応である、連合の中程ではない。
「レセプション等はね」
「出来る程はない」
「そしてね」
「それを行う考えもですね」
「ないわ、国益がほぼないから」
 こうした国々にはというのだ。
「連合は」
「大使館や領事館は置いておいて」
「情報収集をして何かあったら儀礼に出席して」
「その他はですね」
「これといってないわ」 
 行うことはというのだ。
「実際にね」
「そうなっていますね」
「どちらの国特にサハラには連合市民も殆ど在留していないし」
 このこともあってというのだ。
「そうしたことはしていないわ」
「外務省としても」
「そうよ、ただそれでも中央政府はましよ」
「マウリアやサハラに対して」
「各国特に小国になると」
 連合の中のそうした国々はというと。
「もうね」
「それこそですね」
「大使館だけあって」
「マウリアやサハラにですね」
「サハラだと各国に対するものを一つにして」
 サハラ全域をというのだ。
「それを置いてね、人もね」
「単身赴任の様なですね」
「人が大使としてお家に一人いて」
 大使館はその家である。
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