第四十二話 血に酔い痴れる女神その六
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「例えばその宗教団体の仕組みがどうとかな」
「どうでもいいことをですね」
「文句言うてな」
「批判ではなく」
「批判もちゃんと的を得てこそや」
そうしたものになってというのだ、事実世の中には批判している様でそうでないものも存在していたりする。
「ええんであってな」
「的を外してですね」
「もう文句の為のもんやったらな」
「批判ではなく」
「文句言いたい為のな」
「言い掛かりですが」
「批判したつもりになるとな」
自分がというのだ。
「自分はそこに気付けて言える偉い人間やてな」
「錯覚しますね」
「そうなるさかいな」
だからだというのだ。
「それをしたがるモンがおる」
「そしてそうした輩は」
「どんな宗教や哲学でもな」
「救われないですね」
「そや」
そうなるというのだ。
「ほんまどれだけ素晴らしい話を聞いてもな」
「受け入れない」
「まともにな、逆にな」
それがというのだ。
「そんなどうでもええことばかり言ってな」
「救われないですね」
「そういう奴はな」
今話している様な輩はというのだ。
「感謝も遠慮も謙虚も思いやりもや」
「何もないですね」
「それでや」
「どういった素晴らしいことを聞いても」
「受け入れんでな」
「救われないですね」
「腐りきってる奴もな」
人としてというのだ。
「ほんまな」
「どんな宗教や哲学でも」
「救われん、完全なゼロはそこからや」
ゼロからというのだ。
「何をしても上がらん」
「そうなりますか」
「ゼロコンマでも何かあれば」
そうであるならというのだ。
「そこから何とかなるが」
「救われますね」
「しかし完全なゼロやとな」
「救われず」
「そのうち破滅するわ」
「そうなって終わりですね」
「そや」
そうなるというのだ。
「ほんまな」
「そやな、結局はな」
リーも言った。
「世の中そんな人もおる」
「それが現実ですね」
神舟が応えた、今は帆船ロイヤルネービーの中でもとりわけ有名なビクトリー号のそれを思わせる姿である。
「まさに」
「そや、残念なことにな」
「救われる人もいて」
「救われん人もや」
「いますか」
「それこそ神霊さんでないと」
人よりも高位である存在でないと、というのだ。
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